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まおーに任命されました。
官能リレー小説 - ハーレム

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まおーに任命されました。 107

 自身の発情を鎮めつつ、媚びる行為は止めずに少しでも俺を愉しませようとしているのだから。

「ケイシー。情報開示とかの話はしてあるのか?」

「んっ……はい。大まかには」

 ゆっくりと身を起こしたケイシーは、谷間で膝を挟むようにして身を乗り出した。

「そっか……で、もう直ぐにでも取り掛かれるのか?」

「そうですね……主要各国に要請が伝わるまでに一週間、そこから
メディア代表を絞るのに遅くて一週間、更にアメリカに集まるまでに三日費やすとして、二十日前後は掛かるかと思います」

「二十日か……」

 陰毛に舌を這わせるシャロルを見ながら、俺はその日数に溜め息を洩らしていた。
 シャロルは濡れた縮れ毛を咥え、汚れをこしとっていき、次に逸物の横へ舌を寄せて股関節と玉の際をなぞっていく。
 こそばゆいのど気持ち良いのが半端に押し寄せて、俺の腰はむずむずと落ち着きをなくしていく。

「それが終われば四人とも日本に持って帰れるのか?」

「ええ。シャロルは既にモデル引退を発表してますし、メイリンは出所したばかりで、千奈美の仕送りの横流しで生活しているような状態ですから」

「ちょっと待て……。今、シャロルはモデル、メイリンは出所しところって言った……?」

「はい。そのように申し上げました」

 衝撃を受けいる俺に、ケイシーは相変わらず胸で膝を挟みながら、続ける。

「シャロルは『ヨーロッパの聖花』と称えられるトップモデルで、アメリカに活動範囲を広げた矢先に私が引き抜きました。メイリンは十六歳にしてプロ級のハッカー。二年前に興味本意でペンタゴンに侵入しようとしたところ逮捕され、出所と同時に私が引き抜きました。ハッカーといっても愉快犯ですし、どちらかというと機器系統の強さを買って……」

「ヘ、へぇ……」

 美貌に男性器を触れさせながら玉にむしゃぶりついているのがヨーロッパを代表するトップモデルで、その姿にハァハァ言っている隣の女はプロ級のハッカー……なんですか。

「っていうか、お前は何者なんだ? 父親が議員だって言ってたよな?」

「はい。その関係で政府関係者に広いコネクションがありますが、特に何ともない製薬会社に勤めているただのOLです。因みに千奈美は令嬢らしく、社会勉強のためにこちらで働いていたと聞いていますが……」

「千奈美が令嬢? 嘘だろ?」
 
 俺は堪らずに千奈美の股へ足を伸ばした。

「だってこんなに濡らしてるんだぞ? 令嬢どころかただの万年発情期の牝犬だろ……」

「はぁんッ……魔王様の、仰る通り、ですぅぅ……」

 千奈美は羞恥に震えながらも膝立ちの状態なり、俺が足で弄りやすいようにと大きく股を開いて腰を落とした。
 自慰行為を取り上げられているために自分から擦り付けることができず、ニチャニチャと音を鳴らすことを目的した足の動きに腰をプルプルさせながら為されるがままでいることしかできないこの女が令嬢とはな……。

「それは私も、シャロルも、メイリンも同じこと……魔王様の前では、女は発情せずにはいられません。種付けにありつけないと判っていても、魔王様の性処理のために尽くせるとなれば身も心も悦んでしまうんです……」

 ケイシーはそう言うとへたりこむように座り、足の甲に涎塗れの女口で口付ける。

「ふっ。そうだったな。リアルの男に興味がないっていうメイリンもこの有り様だし」

「魔王様は魔王様です……ああんっ、魔王様もお尻の穴、気持ち良いんですかぁ?」

 メイリンは興味津々に言いながら、トップモデルのシャロルが俺の尻の穴を躊躇いもなくねろねろ舐めている様子を見遣る。

「ああ。尻の穴なんて汚いところ舐めさせてるっていう支配感もあるし、快感もある。って、尻の経験はあるのかよ……」

「舐められたことも物を入れられたことも何度もありますぅ……あ、女の子に、ですよ? ふふっ……」
 
 何だ? 最後の妖しい微笑は……。
 上気した顔に艶を出すメイリンは、尻穴を舌でほじくりながら陰茎を労るように扱くシャロルを好色の瞳で見つめている。

「んあああ……凄い……魔王様のオチンチンにトップモデルの細い指が絡み付いたコラボレーション、堪んない……どっちもじっくり味わってしゃぶり尽くしたい……」

「こらっ、オモチャが俺の許可なしにオナニーするなっ」

「えええええ!? 魔王様お願いッ、お願いしますぅぅ……」

 途端にメイリンは泣きそうな顔で尻を振り乱す。
 あんなに艶めいていた表情は年齢相応……いや、それ以上に幼気なものにして、裸体で駄々をこねるのだ。
 それが微笑ましく、同時に、背徳感さえ沸かせるのだった。
 いつか電車の中で幼過ぎる女の子に尿口へファーストキスを捧げたときのような……。
 そんな危ない思考に膨らむ愚息を掴んで離さないシャロルは、細くて長くて白い指を惜し気もなく纏わせてシュコっシュコっと扱き、尻穴から玉まで何度も何度も舐め上げる。
 手での経験はあるようで、硬度の変化に合わせて握力やスピードを上げながら俺の興奮を着実に育てていく。
 しかし二人の切望は叶うことはなかった。

「「魔王様っ、ただいまーっ」」 

 幼女を含む学生組が帰宅し、そそくさと服に手を掛けながら一目散に群がってくる。
 荷物やら着替えやらは同じフロアにある部屋を分け合って使っているようで、しかも掃除や洗濯は当然のようにスタッフがしてくれるという。
 だからこの部屋に入るときは既に手ぶらの状態なのだ。

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