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まおーに任命されました。
官能リレー小説 - ハーレム

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まおーに任命されました。 106

「ああ……疲れた……」

 射精が止まると快感が抜けていくとともに軽い目眩に襲われていた。
 一晩を費やして二十人近くに種付けするのは無理があったかな?
 それとも肉布団が一枚だったから眠りが浅かったとかか?
 兎に角、種付けを終えた今、体が無性に怠い。
 寝起きの種付けは騎乗位にしようと思いながらホテルのスタッフから愚息を引き抜き、這うようにしてベッドの縁まで行くと、そこから足を垂らして座り直した。
 目の前の四人は掻き立てられている性欲を未だに体で表現している。

「いつまでやってんだよ。休憩ついでに例の話を詰めるぞ」

 身のくねりを抑え込む裸体を吟味して、

「シャロル、しゃぶって綺麗にしろ」

「んはぁッ、はい……魔王様ぁぁ……」

 頭の後で組んでいた手を床に付いたシャロルは、出るところを出した部位を揺らして這ってくる。
 だらしなく股を開いて収まるべき場所し示した俺は、尻まで軽く浮くほどベッドの縁に腰をずり落とし、背後に手を付いて体を支えた。

「残りは楽にして良いぞ。服を着ても立っても構わない。でも俺がオモチャで遊びたくなったら、場に合わせて直ぐに相応しいカッコになれ」
  
「「はい……魔王様……」」

 落胆するように一旦四肢を付いた残りの三人は、俺の股座に迫るシャロルを羨んで微かに腰を揺すっている。

「あの女、やたらと潮を撒き散らしたからな。汚れてるところ、毛も足の付け根も尻の穴も綺麗にするんだぞ」

「はあん、はい……魔王様のお望み通りに致します……」

 美貌に羞恥と恍惚を浮かべ股座から返したシャロルは僅かに尻を捩らせる。
 そして、色んな意味でヌきたての、ぬらぬら光る逸物に絡み付いた白い汚れをペロリと舐め取った。

「んっく……ああぁ……喉に絡むぅ……」

 一度舌を引っ込めて嚥下したシャロルは、ぽぉっと表情を緩めて囁く。
 さっきまで俺を見上げていたのに今は取り憑かれたように陰茎に熱い視線を送り、未だ大きな脈に跳ねるモノに吐息を吹き掛けている。
 そして、涎をたっぷりとまぶした舌を残滓を振り絞る先端へあてがった。

「はふぅぅんッ……はむぅ、んふっ……」

 滴りそうになる残滓を掬い上げると、小さな窪みに唇を尖らせて啄む。
 そうやって項垂れた亀頭の先に顔を寄せるシャロルの背後から残りの三人が引き寄せられるように這ってきた。

「おい、シャロル。早く残りカスを啜れよ」

「んふぁぁっ、あの……私、こういうことをしたことがなくて、その……すみません……」

「え? 嘘だろ? ヴァージンなのか?」

 二十四、五には見えるけど……。

「い、いえ……フェラチオをしたことがないんです……」

「ああ、成る程。メイリンは?」

 と、タイミング良く股座付近で動きを止めた三人のうちの一人にふってみる。

「あたし、リアルでは男より女の子に興味があるんでこいうことはしたことないんですけど、そのぉ……魔王様がさせてくれるなら、頑張ります……」

 俺と歳があまり変わらないように見えるメイリンはもしやと思っていたが、まさかそういう理由で未経験だったとはっ……。

「いや、今はいい。また次の機会にな」

「あ、はい。ごめんなさい……」

「別に謝らなくても……。じゃ」千奈美でいいや。残りカスの処理“だけ”しろ」

「んぁんっ……有り難き幸せ……」

 千奈美はシャロルと並び、顔を割り込ませて鈴口に吸い付く。

「シャロルもメイリンも良く見てろ」

 その指示にシャロルは困惑させた瞳を千奈美へ向け、メイリンは横から首を延ばしてのぞき込んだ。
 千奈美は尖らせた唇の隙間に亀頭の先端を嵌め込むように密着させると、程好い加減で吸引した。

「ぢゅずずず……んふぅッ、ズズっ、ズズズズ……んふぅぅぅんッ……ちゅるっ、ちゅるっ……」

 出損ねた種達が吸い上げられ、尿管を這い登り、無事救出された。
 漏水のような吐精に快感が燻られ、肉棒に死力を尽くす脈動が起きていた。

「はぁぁッ、千奈美さん……いやらしい……」

 言わずにはいられなかったのか、メイリンは顔を火照らせて洩らしていた。
 シャロルも瞳を微睡ませ、呆然と千奈美の行為を見つめている。

「みすぼらしい、の間違いだろ」

 その言葉に千奈美は恥ずかしそうに眉を歪め、しかし残滓を啜る音を止めようとはしない。
 羞恥心をしっかりと残しているから千奈美は虐め甲斐がある。
 恥じらいを忘れたマゾは最早マゾではなく、ネジの外れた壊れたオモチャに過ぎない。
 できることならご奉仕係達にもそれは忘れないで欲しいところだな。

「続きはシャロルの仕事だ。隅々まで舐め回せ」

 いつまでも啜っていそうな千奈美を足蹴にして魔王棒を取り上げると、シャロルの舌が亀頭を裏から持ち上げる。
 それから目に見えて汚れているシャフトの上を這い回り、着実に絡め取って口内から胃へと落としていく。
 横ではメイリンが顔を赤くしながら食い入るように眺め、居直った千奈美も羨望の目を向けていた。
 しかしケイシーは、一人だけ足首に頬擦りをしてその輪へ入ろうとしない。
 オモチャとして求められていない今、なるべく欲情しないよう努めているのだろうか。
 もしそうであるなら、ケイシーはこの場において一番冷静と言える。

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