まおーに任命されました。 103
「お客さんだったなっ……」
「んはあああぁぁッ……ッッッッッ……」
俺も上半身を起こしたことで亀頭が奥押し上げてしまい、ホテルのスタッフは軽く達している。
小さな痙攣が起こる腕を首筋に回された俺は、お構い無し胡座をかいて白い肩の向こうに立つ二人へ視線を向ける。
その足元には見覚えのあるオモチャがオモチャに相応しい姿で這い蹲っていた。
「残りの二人、だよな? 支援団体の……」
「はい……ケイ=メイリン、です」
ホテルのスタッフが挿入部を擦るように腰をくねらせ始める中、俺から見て右側に立つ女がそう述べる。
耳の上の辺りでツインテールに結われた黒髪はここから見ても艶やか、輝いて腰の辺りまで綺麗に伸びていた。
丸っこい輪郭にはどこかあどけなさを感じ、それはくりくりした大きな黒い瞳からも窺えた。
体つきも華奢で、四人の中では一番伸長が低いんじゃないだろうか。
そんな体の前で手を重ね、不釣り合いにも思えるパリッとした黒いスーツに身を包み、タイトなスカートで隠す内腿の辺りをむじもじさせている。
「シャロル=フランツィカです……よろしく、お願いします……」
向かって左に立っている女は軽く頭を下げ、仄かに赤くした顔を隠した。
セミショートの髪は焦げ茶色で、不揃いな毛先が首筋をさらりと撫でる。
顔を上げれば整った容貌が良く見え、赤茶色の瞳と視線が合うと頬の赤みが増す。
全身を見ると八頭身且つダイナマイトな体つきで、特にすらっと伸びる脚は眺めていて飽きない。
その脚にベージュのストッキングを纏わせて、やはり黒いスーツで決めているシャロルは、ホテルのスタッフが動くことで奏でられる粘質な水音に情欲を深めている様子だった。
「どうも。魔王の三笠木健斗です。あ、ホンモノの魔王ね」
「その事に関しての話は聞いています。この訳も……」
シャロルは足元で視線を伏せている四つん這いの千奈美をちらっと窺った。
「あのぉ、本当にすみませんでした」
と、足元のケイシーに代わりメイリンが頭を下げる。
「じゃ、連帯責任と言うことで……取り合えず脱げよ」
「「は、はい……魔王様……」」
立っている二人は揃ってスーツのボタンを外していく。
揺れる解かれた茶色い髪を目の端に捕らえながら、俺はその脱衣を鑑賞した。
ホテルのスタッフは豊乳を胸板で押し潰して柔らかさを堪能させたまま、腰だけを卑しく振り回して粘液塗れの媚肉で剛直を撫でる。
「ああッ、ああッ、凄い擦れてるぅぅっ、ああんッ……はあああんッ……硬いの、ゴリゴリ来てるぅぅううんッ……」
俺の腰を内腿で締め、肉棒を膣肉で締め、ホテルのスタッフは耳に寄せた口から喘ぎと歓喜を紡ぐ。
卑しく振られている腰からいやらしく弾む尻に手を滑らせた俺は、掬うように撫でながら白いシャツを払った二人を見ていた。
それがチクチク刺さるのか、二人は恥ずかしそうにしながら腰元にあるスカートのホックを外し、チャックを下げ、片足を抜いていく。
メイリンは可愛いレースの縁取りが付いたピンクの下着だ。
もう片方の足も抜いてヒールの低い黒い靴の傍にスカート置くと、俺に目配せして、恥ずかしそうに俯きながら手を背後に回した。
シャロルは紫色の下着の上下を俺の目に晒し、続いてパンツをぼやけさせているパンストをするすると脱いでいく。
そして長い脚を収めていたパンストは嘘のようにくしゃっと小さくなり、赤いハイヒールの傍に置かれた。
「んあああッ! もうダメぇッ、感じすぎちゃううう! 魔王様ぁッ、オチンチン気持ちイイですうううッ!」
弾かれたように身を仰け反らせたホテルのスタッフはそのまま後ろに手を付くと、俺の腰を絡めた脚で抱き締める。
「はあああん! オマンコ掻き混ぜられるううううう! ああん! 魔王様ぁぁあああ!」
挿入部を擦り付ける動きが叩き付ける動きに変わり、陰茎を咥える膣口は根元から先端までの往復を繰り返した。
俺は手をホテルのスタッフの腰に挟み込むように添え、軽快に踊る双丘に視線を向けつつ、脱衣ショーを催す二人にも注意を払った。
ピンクのブラをなくした胸はメイリンが前傾してやっと谷間が確認できる程に小さかった。
いや、谷間と言って良いのかも判らない。
膨らみが二つあるな、というのが判る程度だ。
それに比べてシャロルの胸は、ホックを外しただけでぷるんっと揺れる。
それだけで弾力が期待でき、揉み応えを想像させた。
メイリンがパンツから片足を抜いているところを眺めていると、肉柱を擦る柔襞がうねりを上げて圧迫を増した。
「イクぅぅぅッ! ひゃあああ! イクッ! イクッ! イクぅーーーッッッ! ッ! ……ッ!」
ホテルのスタッフの腰がクイっと上がり、そのまま数回跳ねていた。
怒張を埋めたままの肉穴も悶えるように震え、強い収縮を何度か繰り返している。