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落ちぶれ魔王のハーレム生活
官能リレー小説 - ハーレム

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落ちぶれ魔王のハーレム生活 7

「・・・ったく、あのバカ魔王。
 種族の存続のためにも一刻も早くガキ作んなきゃならねえってのに、いっつも仕事サボりやがって・・・。
 こんな南の島で、魔王のガキ孕まなきゃならねえオレたちの苦労も考えろってんだ」

リタの言葉は少々語弊がある。
正確にはここが南の島なのかどうかすらわかっていない。
ただ南の島のような熱帯気候だからそういっているだけに過ぎない。
・・・数年前、現魔王であるノルは、母魔王妃の秘術によって数十名の部下とメイドたちとともにこの未開の島に送り込まれた。
調べてわかったのはここが魔王どころか勇者の手すら及ばない辺境の島であるということ。
どうやらここで再起を図れということらしい。
そこで部下たちが最初に考えたのが・・・『次代の作成』であった。
ようするに魔王の血筋さえあればいくらでも再起を図れると考えたのだ。
しかしこれは困難を極めた。
魔王の血を引く種族は力がすごい分、繁殖が困難だからだ。
まれに生まれてくることもあったが、生まれるのはとても魔王とは呼べぬ貧弱な魔物ばかり。
そのため、こうして魔王ノルに女を食わせているのだが・・・。

「・・・どうして、あんなヘタレが魔王になってしまったんだか・・・」

そう。現魔王ノルは争いを好まない、おとなしい性格の持ち主だったのだ。
不幸中の幸いというか、性欲だけは人一倍強かったおかげで子作りにだけは積極的だが・・・。
リタはろくでもない魔王を産んだ敬愛すべき魔王とその王妃をほんの少し恨めしく思いながら、静かになった牛舎を見た。

「ん〜っ!今日もいい仕事したなぁ〜♪」

やがて牛舎からは満足げな笑みを浮かべながら、背伸びをする魔王が姿を現す。
牛舎が静かで、魔王の身体がテカテカと輝いているあたり、今日もいつものように中の女たちを黙らせたのだろう。

「いい仕事したじゃねえよ!
 今日の分の乳は絞ったんだろーな!?」
「・・・あ」
「あ。じゃねえっ!さっさと絞りに行って来ーいっ!」

リタの蹴られながら強引に牛舎に戻される魔王。
そこには魔王の威厳などどこにもない。

「いたた・・・。相変わらず乱暴だなぁ、リタは。
 じゃ、午後からのんびりと過ごすためにも、さっさと乳絞りを済ませちゃいますか!」

ノルは蹴られた尻をなでつつ、暗闇で心地よさそうな笑みを浮かべて寝ているだろう女たちに、再びあの快楽の魔手がせまりつつあった。
魔王は近くから搾り取った母乳を集めるホース月のカップを2つ手に取ると、手近な女に近づいて胸に取り付ける。

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