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落ちぶれ魔王のハーレム生活
官能リレー小説 - ハーレム

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落ちぶれ魔王のハーレム生活 48


(おもしろい・・・。すっごいおもしろいぞ、この女!
 どんなに気丈で生意気でも、突っ込んじまえばどれも従順になるのが女とばかり思っていたけど・・・。
 コイツは初めて見るタイプだ。
 一見潔くしてるようだけど、変な慈悲でも見せた瞬間、喉笛を食いちぎってやろうって意思がビンビン伝わってくる!
 いいなぁ・・・イイ!この女、オレの手元に置いておきたいなぁっ・・・)

こんな危ない女の一体どこがいいのか。
全く理解に苦しむが、とにかくノルは白い少女を自分のものにしたいと思っていた。
だがどうにもその手段が思いつかない。
鎖や縄で縛ったところで、また自分に襲ってくるのは目に見えている。
1番手っ取り早いのは薬や快楽漬けにでもして従順に仕立てることなのだが、それでは彼女を手元に置く意味がない。
少しくらいなら遊び相手になってやってもいいが、四六時中相手していたら気疲れしてしまう。
まさに八方ふさがり。いったいどうしたものか。
ノルは顎に手を当てて思案にふけようとしたその時。

「いちッ!?」

鋭い痛みが手に走り、思わず顎から手を離す。
見れば傷つけられた神聖属性の力がいまだ消えることなく、しつこくもノルの傷を苛んでいた。

「いたた・・・まだ力が残ってるなんて、どれだけしつこいんだよ?ったく・・・」

彼はぶつくさ言いながら、魔力を集めて傷を苛む神聖属性の力を打ち消した。
ノルのような暗黒属性を持つ生物には絶大な威力を発揮する神聖属性の魔力。
だがどんなに強力でも、その力を消せない、なんてことはない。
たとえれば神聖属性は白い絵の具のようなもの。
黒い色を薄めることができるが、それにも限度はある。

「・・・ん?ああっ!?そうだ、この手だ!この手があったんじゃないか!!」

そこでノルはある名案を思いつく。
それは神聖属性を持つ彼女を手元に置くための最高の手段。
少なくともノルはそう思った。
彼はニヤリと笑うと白い少女にのしかかる。

「・・・懲りない男だな。また私を犯す気か?
 まぁ下賤な魔王らしいと言えばらしいが。
 まったく私には理解できないな」
「別に理解しなくてもいいさ。
 まぁできたところで、アンタにゃ何にもできないんだけど、な」

呆れたようにつぶやく少女にノルも負けじと言い返す。
いったい彼はどうやってこの物騒な少女を手元に置いておくつもりなのだろうか?


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