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落ちぶれ魔王のハーレム生活
官能リレー小説 - ハーレム

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落ちぶれ魔王のハーレム生活 24

 
同時に両眼から強烈な閃光を発し、海岸から10キロメートルほど先の海面を叩いた!!

バズズズン!!!

着弾点から半径数キロメートルに及ぶ海面が爆発の衝撃で膨れ上がり、上空から見ると巨大な水の王冠を造り上げた。
どんな大艦といえど、この中にいてはただでは済まないだろう。
そして湧きあがるキノコ雲。
天空へと、何千メートルもの高さまで巨大なキノコ雲が成長してゆく。
「す、すごい・・・・・。」
「ノル様・・・・・・・。」
レイラもリタも、魔王の力は知っていたはずだが、完全に呑まれてしまっていた。
都市に用いられたなら間違いなく一撃でクレーターに変えてしまう、そんな魔王の本当の力を見せつけられたのだから無理もない。

海面上には、晴れ渡る大空を貫くように強大なキノコ雲が立ち昇っている。
「ね、ねえ、ノル、精液が出なくても、とりあえず女の子は抱けるんだし・・・」
「そうです、ノル様、今も妊娠してる娘が沢山いるんですから、その子供たちの中に男の子もいるかも・・・。」
慌てて励ますリタとレイラ。
「・・・・・・・精液の・・・・」
「??」
「精液の出ない男なんて・・・・男じゃないんだよぉぉぉ!!!!」
涙声になってノルは叫ぶ。

ボヒューン!

叫んだノルの口からは、煌く後宮・・・・もとい、光球が叩き出された!!


先ほどの怪力線で生じた水柱とキノコ雲の左後方、さらに2,3キロ先に着弾し・・・・・・。

「!!!!!」
「!!!!!」

瞬時に海面が盛り上がり、さっきよりも強大な水上のクレーターを生み出し、上空目がけてさらに巨大なキノコ雲が立ち昇ってゆく。

リタとレイラはもはや、あまりの迫力に抱きあって震えていた。

朦朧とした意識で、自分の引き起こした破壊を見つめるノル。
 
その眼からは、滂沱の涙が流れていた。

全島のモンスターたちの大半が、2度の巨大爆発とキノコ雲に気づき、何があったのかと混乱状態なのを、まだノル達は知らない・・・。
「ノ、ノル・・・。」
「ノル様・・・。い、一度、お屋敷へ戻りましょう・・。」
レイラが動揺を抑え、努めて優しく声をかける。
「そ、そうよ、ノル。一度みんなで会議して、対策を考えましょうよ。」
「う、うん・・・・・。」
のろのろと三人は服を着ると、屋敷へ向かって歩き出した。
ズズズズズズンン・・・・・

その頃になって、ようやく遠雷のように爆発音が聞こえてきた。
1つ目のキノコ雲を呑み込むように、2つ目のキノコ雲がどんどん成長していた。


屋敷。
何とかたどり着いたノルたち。
異様に暗い表情に、メイドさんたちはどうしたのかと不安がる。
リタとレイラは、ちょうど居合わせたミーシャたちを捕まえると、全島に非常呼集をかけさせた。
同時にリタはその翼で舞い上がり、自分でも呼び回りに行った。

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