落ちぶれ魔王のハーレム生活 18
「ほら、ノル様。いつまで呆けていらっしゃるのです。
あなた様のことを想い、その子供を宿したいと考えているのは娘だけではありませんのよ?
しっかりなさってくださいまし!」
イリーナに喝を入れられ、ノルはようやくまわりの様子に気がついた。
みな自慰こそしてないが、その目は潤み、赤く火照っている。
それが何を意味しているかは、彼女たちのほとんどを懐妊させた張本人にはよくわかった。
とは言え、ノルとしては自分ひとりだけ満足するような、女性を道具として扱うようなHは好みではない。
ノルも負けずにこちらの要求を告げる。
「そっちの気持ちもわからなくはないけど。
こっちだってマゾでもない女の子を、道具のように扱うHをする気はないよっ!」
するとイリーナ他、館の住人たちはにんまりと不気味な笑顔を浮かべた。
その異様な迫力に、さすがの魔王も思わず後ずさりする。
「うふふ・・・ご心配なく。私たちの産んだ娘たちは生まれる前からノル様の孕み奴隷となるべく徹底的に教育してますから」
「た、胎教を開始と同時に調教開始っ!?」
「ええ♪ある程度身体ができるまで、マインドコントロールであなたへの依存性を徹底的に高めてますの」
イリーナの言葉を今度は別の住人が引き継ぐ。
「性行為に耐えられるようになれば、次はノル様のあらゆるプレイに耐えられるよう、調教してあげるんです。
ノル様がなかなか来て下さらなかったものですから、私たちも娘たちも、身も心もすっかりマゾになってしまいました」
「ひどい娘になると、張り型で処女を捨てて膣を鍛えようとするものまで現れる始末・・・。
ノル様には娘たちの処女を楽しんでもらおうと思ってたので、大変でしたわよ?」
・・・娘たちを父親の孕み奴隷に調教するとは、とんでもない母親たちがいたものである。
島にはたくさんの女たちがいるとは言え、ノルはしばらくこの屋敷に来なかったことを激しく後悔した。
だが。今は後悔よりも先にしなければならないことがある。
「・・・じゃあ、この後ボクがどーゆー行動に出るか、わかっているよね?」
「もちろんですとも。さぁ、どうか娘ともどもいけない私たちにおしおきをしてくださいまし♪」
「いっそ責め殺してもかまいませんわ。
ノル様に・・・それもS○Xで殺されるなら、私たちには十分すぎます」
「ろうそくやムチはお使いになります?
三角木馬や拘束具なんかもご用意してますけど」
反省どころか歓喜の色すら浮かべているおバカどもに、ノルは怒りとともに襲いかかった。
ノルを愛するがゆえにゆがんでしまったイリーナたちは歓喜の声をあげ、ノルを受け入れたのであった。