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落ちぶれ魔王のハーレム生活
官能リレー小説 - ハーレム

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落ちぶれ魔王のハーレム生活 12


ノルが扉に近づくと、重厚そうな扉が突然開き、中から何十人ものメイドたちがノルを出迎えてくれた。

「ん。ただいま。みんな元気にしてた?」
「はい。お嬢様方や奥方様もみな健やかに過ごされています」
「しかしポンポン場所を変えるの、どうにかならない?
 こっちは探すのでいろいろ大変なんだけど」
「申し訳ありません。身重で動けない奥方様やお嬢様方を退屈させるわけには行きませんので・・・」
礼儀正しくもどこか温かみを感じさせない口調でメイドの1人が応対する。
実はこの屋敷、複数のゴーレムによって形成された建築物なのである。
壁も床も天井も、調度品もみなゴーレムである。
また身重の魔物たちを世話するために、メイドの中にもゴーレムが混じっている。
彼女たちは幼いノルの子供たちや身重の魔物たちを守る鉄壁の要塞として、日々活動している。
ただここには敵がいないので、もっぱら動けない妊婦たちを楽しませるための移動要塞と化していたが。

「まあいいや。それで?屋敷のみんなに以上はない?」
「はい。妊婦であるなしに関わらず、母子ともに健康にお過ごしでございます。
 お会いになられますか?」
「もちろん♪」
「ではご案内いたします」

メイドに連れられ、ノルは娘たちの待つ部屋へと歩いていく。
しかし歩いていくうち、ノルの関心は屋敷の住人たちを孕ますことより先頭を歩くメイドの安産型の尻をどうするかに取って代わられていく。

(ん〜・・・。何だかこのコのお尻を見てたらちょっと勃ってきちゃったなぁ〜。
 さすがにこの状態でみんなに会うのも気が引けるし、ちょっと発散させてもらうか)

ノルは大事の前の小事とばかりにメイドを呼び止めた。

「どうかなさいましたか?」
「ん。ちょっと欲情しちゃったから鎮めてくれない?」
「かしこまりました。それでは適当なものを連れてまいります。
 少々お待ちになってください」
「へ?」

流れ的にこのメイドとHに持ち込めると高をくくっていたノルは、予想と違う対応をされて思わず面食らう。
しかし目の前の獲物が立ち去ろうとするのを見て、正気に返ったノルは再び彼女を引き止めた。
「あん・・・ノル様、困ります。私はゴーレムなので、お相手できません。」
「え〜、そんなにスタイルいいのに?」
「はい・・・申し訳ありません。ですのでしばしお待ちください。」
 
ノルはしばらく待つことにした。
そして一人の美少女を連れた、件のゴーレムメイドが戻ってきた。

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