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落ちぶれ魔王のハーレム生活
官能リレー小説 - ハーレム

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落ちぶれ魔王のハーレム生活 11

「それは・・・・」
リタは言いかけて黙り込む。正論に思えたからだ。
「僕は父さん譲りの力がある。例えばひとたび眼を光らせれば光線だけで村落一つ蒸発させる力がある。でもね。それだけじゃだめなんだ。まともに占領統治を行い、反抗する民を逮捕処罰したり、徴税したり、農地や都市を開発したりするのは、余りにも強大な少数の魔王やそれに順ずる者じゃだめで、そこそこ強い多数の魔族なんだ。まあ、僕の戦争計画だと何人かは僕に次ぐ強さの者も、息子でも娘でもいいから欲しいんだけどね。」
「でもアンタが死んだら私たちは・・・!」
「何?ぼくが君たちを残してそう簡単に死ぬと思う?」
「・・・〜〜〜ッ!」

なおも反論しようとするリタに、ぼくはひょいと顔を近づけて意地悪な質問をぶつける。
リタもわかっているのだ。ぼくが自分たちを残して死ぬようなマネをするはずがない、と。
確かにぼくはバカでスケベだけど、自分の女を見捨てて我を忘れるような外道ではない。
だからこそ、リタは顔を真っ赤にして言葉に詰まり・・・。

バッチーンッ!!

「へぶあぶらだぁッ!?」

恥ずかしさと悔しさから、数回転がって木に激突するほど、思い切りひっぱたいたのであった。
うう、でもひっぱたくにしてももっと手加減してほしい。

「ちょ、調子に乗るんじゃねーぞっ!?
 おまえの跡取りはどの道必要なんだからなっ!?」

遠のく意識の中、聞こえたのはリタの羞恥と怒りの叫び。
そして・・・。

「だから、その・・・。できるまでたくさん孕んでやるから、その・・・。
 かっ、覚悟しておけよッ!?」

素直になれないリタがこぼした、ほんの少しの本音であった。
さすがに魔王だけあってダメージからの立ち直りは早い。リタの本音は、しっかりとノルの心に届いていた。
 
 
「うーん・・・。リタには悪いけどむすめ達とシてみようかな。魔王の血を4分の3持った子なら強い子に育つかも。」
 
そうと考えればHなノルのこと。行動は早い。
早速自分の屋敷へとかけだした。

――――

しばらく歩くと屋敷はすぐに見つかった。
湖のほとりにそびえる、未開のこの島には不似合いなほどの巨大な洋館。
どうやらしばらくはここを拠点にするようだ。
この間、見晴らしのいい岬の上に移動したばかりだと言うのに。
ノルはポンポン場所を変える洋館に少々辟易しながら入り口に向かう。

ギキィイイィ・・・!!

「「「お帰りなさいませ、ノルミクトゥ様」」」

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