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オッパイ・シティ
官能リレー小説 - ハーレム

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オッパイ・シティ 8

完璧とも呼べるスタイルを持った女子生徒を前に誠人は唾を飲む。
(おぉ・・・凄い。 凄いぞ! 何があったかは知らないが・・・とにかく凄いッ!!)
この街を離れて早10年。世界をあちらこちらを転々としてきた彼にとって、ここはまさしく“天国”そのもの。
イスに座っているままなので、当然視界の行く先は彼女のその豊満な乳房だ。
有川先生とタメをはれる位の爆乳に彼の視線は釘付けになる。
「コラッ!」
「うぉッ?!」
だが、そんな極楽タイムも幼馴染の渇であえなく終了。
見れば彼女の親友と言っていた生徒は、此方を可笑しなモノを見たようにクスクスと笑っている。
自分が今まで何をやってきたのかを理解した瞬間、誠人は頭を抱えて机につっぷす。

転校初日、幼馴染の親友の胸をガン見する男子生徒――色々台無しな上に終わりである。

(俺の・・・俺の馬鹿野郎ぉぉおぉおぉぉお・・・・ッ)
机につっぷしながら、誠人は己自身とその欲に嫌悪する。
いくら幼馴染の情報が正しい物だとしても、彼女の親友の胸をガン見してしまったのだ。
嫌われる、嫌われて当然である。その事が彼の頭を埋め尽くしていく。

「あはは♪ そんなに私の胸が気になるの? だったらさ・・・触ってみる?」
「・・・・は?」
しかし、当の本人はあっけからんとした笑みでとんでもない事を言ってのけた。
「だぁーかーらぁ・・・私の胸・・・触ってみる?」
「!!!」
自身の胸を制服の上から持ち上げ、得意げな表情で此方を見つめる千歳。
一筋の稲光が、彼の背中に轟いた。
(今、彼女は何と言った? 触ってみる? タッチ、オーケー? オーケー、モミモミ!? むしろ、ばっち来い!?)

色々な事を短時間のうちに一気に体験しすぎたのだろう。彼の思考は最早壊滅一歩手前だ。

「い、いいの・・・か?」
「うん♪ 私が「いいよ」って言ってるんだから、別に問題ないでしょ?」
両手が無意識にワキワキと動き出す。ターゲットは勿論、目の前の爆乳。
呼吸は自然と荒くなり鼓動もドクンッドクンッ、と強く打ちつけている。
「はぁ・・・はぁ・・・ッ!!」
「ん、早くしてよ・・・皆が見ちゃってるじゃない」
彼の雰囲気に当てられたのだろう。頬をほんのりと朱色に染め恥ずかしげに回りを気にする彼女。
その様子にとうとう彼の理性は決壊・・・。
「させるかぁぁぁぁあ!!!」
する直前。楓の鋭い気迫と、それと共に放たれる鋭い手刀が誠人の首筋に当てられる。

無防備な所に鋭い一撃を貰った彼は、為す術も無く意識を失った。



―・・・て、・・・ちゃん。 ・・・きて、・・−ちゃん。 起きて、マーちゃん!
「ッ!! ここ・・・は?」
しきりに呼ばれる声と揺らされる感覚に、彼は意識を浮上させる。
「マーちゃん・・・良かった」
「まったくもぅ・・・楓ったら、いきなりすぎるんだよ」
まず目に入ったのは、幼馴染である楓とその親友の千歳。二人とも此方を心配そうに見下ろしていた。
仰向けになって彼女たちを見上げているのは、どうやら自分はベットに寝かされているのだと認識する。
そして、彼女たちの上―天井に目を向けてみると、其処には円形のLEDライトがオレンジ色の光を発している。
「・・・・・?」
可笑しい、此処はお約束として保健室の天井ではないだろうか。

「いきなりって・・・だって、そこであんな事は・・・」
「はいはい。 分かった、分かった。 それよりも、まずは彼に事情説明をしたほうがいいんじゃない? 彼、いい具合に混乱してるわよ?」
「んもうッ、千歳ったら・・・マーちゃん、具合はどう? 何処か気持ち悪い所は無い?」
「ん? あ、あぁ・・・平気・・・だけど・・・此処は?」
ベットから起き上がり、辺りをキョロキョロと見渡す誠人。
彼と彼女たち三人が居るこの空間は、まるでシティホテルの一室かと思わせる造りをしている。
木材を使用した内装にオレンジのLEDで照らすことで大人な空間をかもし出しており、見れば冷蔵庫やテレビ、パソコン。
そして、もう一つ部屋がある事を知らせている扉。
(えっと・・・俺、学校にいたよな?)
思わず自分の記憶を疑ってしまいそうなる。
「あのね、マーちゃん。 此処は・・・・行為室だよ」
「更衣室?」
幼馴染の言葉を素で聞き返す誠人。聞き返された楓は、顔をこれでもかと言うほど真っ赤にしている。
隣では、千歳も彼女同様に顔を赤くさせ何処か落ち着かない様子だ。

「その更衣室じゃなくて・・・えっと、その・・・・・・・セックス部屋・・・だよ」
「・・・・・」
思考が停止した。そう思わせるほど、今の彼の頭は真っ白になっている。

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