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オッパイ・シティ
官能リレー小説 - ハーレム

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オッパイ・シティ 53

「相手は1人でも多いほうが楽しめるからだっ!」
「「いやあぁぁぁッ!?」」
くっ!ツッコミたいことはいろいろあるが、これはちょっとシャレにならん。
風紀委員のくせに性欲解消するしか考えてない。前情報のとおり、確かにコイツは危険人物だ。
このままでは俺は打ち止めになるまで精液を搾り取られ、楓と千歳を寝取られてしまいかねない勢いだ。
夏越先生が来てくれれば何とかなるかもしれないが、こちらに非がある以上、すぐには来れないかもしれない。
結局2人を守るためにも、俺がコイツの相手をしなければならないってことか。
・・・上等!こっちだってコイツらに加えて、先生2人を相手に鍛えられてんだ。
時間稼ぎくらいやってやらあっ!
覚悟を決めた俺は先手必勝とばかりに伊佐美を押し倒さんと襲い掛かった。
しかしその時、
「ちょっと待て」
声のした方を見ると夏越先生と有川先生がいた。
「伊佐美、お前何してる?」
「伊佐美さん、おイタは駄目ですよ」
先生達の目が据わってる。
「伊佐美、綾瀬にちょっかいを出すとは良い度胸だな」
「夏越先生、私は風紀委員として」
「やかましい。綾瀬達は別に授業開始には遅れた訳ではないんだろう?」
「遅刻は遅刻です」
「だからと言って、生徒のお前が授業サボって良い理由になるか!一生徒に相手の授業を潰してまで罰を与える権利があるか!たとえ、お前が罰を与えるにしても休み時間か放課後だろ。そもそも、ヤるのに授業を欠席して処罰無しなのに、授業に参加しようとして遅刻したら処罰って理不尽だろ!ましてや授業自体には遅れてないのにな!」
「それに、生徒の貴方がなぜ指導室を使うの?」
先生達が伊佐美に問いただす。頼もしいが……自分達が我慢しているのに横からしゃしゃり出てくるな!って事なんだろうな。
「兎に角!全員教室に戻って授業に出ろ。此処の使用は認められん」
「そんな?!酷いですよ、此処まで来て無しだなんて!」
「うるさい!明日からに備えて綾瀬を休ませようとしてるのにお前にちょっかいを出されたら台無しだろうが!」
……やっぱりそういう事かよ。
「さあ、貴方達。早く戻りなさい」
有川先生が俺達3人を指導室の外へ出るように促す。
「良いんですか?」
俺が有川先生に尋ねる。
「構わないわ。そもそもが無茶苦茶なんだから」
その間も伊佐美は夏越先生に食い下がる。
「杉原さんや瀬戸さんは授業をサボって彼とする事が認められて、何で私は駄目なんですか?!」
「あいつらは双方合意の上でやってるからだ。お前の場合は、実質いちゃもんの上に力尽くだろうが!チンピラが因縁つけて強姦するような行為が認められるか!」
………夏越先生、貴方も最初はそうだった気がするんですが?
「夏越先生も人の事は言えない気がするけど……」
「楓、気にしたら負けよ」
2人が小声で話す。
どうやら俺達3人の意見は『貴方がそれを言うの?似た様な事をしてませんでしたか?』で一致しているらしい。勿論、誰も口には出来ないが。
「さあ、早く出ましょう」
「分かりました」
俺達4人は、伊佐美を夏越先生に任せそそくさと指導室を出て行くのだった。

「しかし有川先生。随分早く来てくれましたね」
「ええ、大村先生からの情報でね」
「あの、ちびっ子先生が?」
「そうよ。貴方達が伊佐美さんに連れて行かれたってね。あの伊佐美さんの剣幕は自分じゃどうにもならないから止めて下さいと」
「そうですか。助かりました」
まさか、あのちびっ子先生に助けられるとは思わなかった。
しかし、続けて出てきた有川先生の発言に驚かされる事になった。
「情報料として綾瀬君を貸して欲しいとも言われたけど」
「は?」
「ええっ?!」
「御主人様を貸せ?!何ですかソレ?!」
何でそうなる?!
「なんでも、綾瀬君が完全に子供扱いして平然と抱っこまでしてくるから、自分が大人の魅力溢れる女性である事を分からせたい!って事らしいわ」
なんじゃそりゃ?!
「夏越先生が明日の放課後からの集まりの事を話して参加許可も出したわ」
「いや、あんなロリっ子はシャレにならんでしょう?!」
「忘れたの?大人だから問題無いわよ」
「………何で夏越先生はアッサリと許可出したんですか?」
「まあ、大村先生にも色々有るのよ」
何故か苦笑いの有川先生の言葉に俺は内心頭を抱えるのだった。

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