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オッパイ・シティ
官能リレー小説 - ハーレム

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オッパイ・シティ 39

この街に来てから初めての癒し系というか和み系のキャラだが、実際、何歳なんだこの先生は?マジで未成年じゃないのか?言葉遣いと仕草は完全に子供だぞ。何処ぞの某魔法先生の薬味君じゃあるまいし。
ところで黒板はどうするんだろうか?開き直って教卓に乗らん限りは下半分すら使いきれないんじゃないか?
微笑ましさは感じるが、カミカミで授業になるのか?
心配は予想通り的中した。
先生はチョコチョコ踏み台を移動させては黒板に書き込んでいったが、下半分どころか3分の1程度しか使えていない。
おまけにしゃべってる途中でよく舌を噛むから、見ているほうが不安になってくる。
慣れているのか、一部の生徒が『こまっちゃ〜ん、大丈夫〜?』などとからかうのだが、すると彼女は烈火のごとく怒ってこう言った。
「こまっちゃんじゃなくて大村先生なのですっ!それに先生は大人なんですから大丈夫に決まっているのれずっ!?」
まったく大した大人である。
自分で何でもやろうとするその根性は認めるが、物事には限界というものがある。
我慢の限界を迎えた俺は無言で立ち上がり、一生懸命背伸びして黒板に書き込んでいる駒子先生を後ろから抱き上げた。
通常の女教師ならセクハラ、痴漢騒ぎになりかねない行為だが、このちびっ子教師なら大丈夫だろう。無論、当人は当然の如く慌てたが。
「な、な、何をしゅるんですか?!」
「低い所にしか字を書けない所為で文字が小さくて見づらいんです。オマケに移動の度に踏み台を動かしてる所為で効率が悪いんですよ」
低い所にしか書けないと、通常は縦1行の文を数行にするか、文字を小さくするしかなくなる。どちらにしても見づらい。俺の言い分に対して賛同しているのか、夏越先生の存在がチラついているからかは分からないが非難の声は出てこない。但し、代わりに羨ましそうな視線を、楓と千歳を含めて数名から感じたが。
(夏越先生のお手つきと知ってまだ狙ってるヤツがいんのか・・・根性あるなー)
どこか他人事のように考えながら駒子先生のサポートを続けること30分。
ついに授業の終了のチャイムが鳴り、俺はお役御免となった。
「こ、こらっ!もう授業は終わりですっ!さっさと放してくだしゃぴっ!?」
ジタバタともがこうとして、また舌を噛んで悶える先生。
そろそろ先生も学習したほうがいいと思ふ。
お望み通りに教壇に下ろしてやると、先生は疾風のごとき速さで持ってきた教科書や出席簿を回収。
「それでは授業は終わりとしますっ!みなさん、予習復習を忘れにゃいよーにっ!ではっ!」
最後の最後までセリフを噛みながら、先生は逃げるように教室を出て行った。
いや実際逃げたのだろう。これ以上俺に何かされることを恐れて。
これはちょっとやらかしたかなと先生が出て行ったドアを見ていると。
突然背後からポンと両肩をたたかれた。
誰かと思って振り向けば。そこには笑顔で鬼神のごときオーラを放つ楓と千歳の姿があった。
「マーちゃん?ちょっとムラムラしてきちゃったの。悪いけどこれから行為室に付き合ってくれる?」
「私もー。他の女の子に手を出す余裕があるなら、2人同時でも大丈夫よねえ?」
「「じゃっ、行きましょうかっ♪」」
返事を待たず、俺を連行していく楓と千歳。
昼休みでもないのに行為室に行こうとは、またずいぶんと惚れられたものである。
うん。さすがの俺でもわかる。これはあれだ、嫉妬に燃える彼女たちにたっぷり搾られる流れですね?
ずるずると引きずられていきながら、俺は確信めいたものを感じていた。

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