PiPi's World 投稿小説

オッパイ・シティ
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 26
 28
の最後へ

オッパイ・シティ 28

「おい、何だそれ?俺を何だと思ってるんだ?」
殆ど正解と言ってもいい読みに俺は慌てる。
「なら、正妻と妾?」
「殆ど変わってねえよ!」
その時チャイムが鳴った。
キーン、コーン、カーン、コーン。
これ幸いと俺達は席に向かう
「ねえ、ちょっ」
伊沢が、なおも俺に問いかけようとするが。
「ほらほら、早く席に着け」
先生が来たので渋々諦めて席に向かった。
危機は去った。尤も一時的でしかないが……さてコレからどうしよう?
授業が淡々と進む。
それにしても次の授業が生物だったとは。皮肉にもほどがある。
運命というものは、こういう演出をすることにかけては手間暇を惜しまないものらしい。
・・・よし。現実逃避はここまで。そろそろどうやって次の休み時間・・・いや今日を乗り切るかを考えよう。
いや現実逃避したいのは山々なのだが。
授業開始からちらちらこちらを見ている、クラスメートたちの視線が気になって仕方ないのだ。
あまりに注意散漫なことから先生(♀)に叱られる光景が後を絶たない。
楓たちは危険人物とされる、レベル3の生徒はそうそういないと言っていたが。
それって表向きおとなしくしていただけで、実は隠れレベル3は多かったってオチじゃねーだろうな?
とにかくピンチは継続中である。何しろ俺の今いる席はちょうど教室のど真ン中。
出入り口や窓には熱い視線を送る生徒たちが陣取っていて、逃げることはほぼ不可能。
残る手段は強行突破か、返り討ちにすることだけだが、リスクを考えるとやりにくい。
さてどうしたものか・・・。俺が腐った脳みそをフル回転させて知恵を絞っていると。
思わぬところから助け舟が出てきた。
あまりにも注意散漫な生徒たちに先生が怒ったのだ。
「おい、おまえら!いつまで呆けている!?今は授業中だぞ!?
 貴重な男子生徒に興奮するのはわかるが、ちゃんと授業に集中しろ!」
男勝りな口調で生徒たちを怒鳴り散らした先生は、何を思ったかつかつかと俺の元に歩み寄り、勢いよく机をたたいた。
被害者であるはずの俺への剣幕に、さすがの俺も面喰う。
「だいたいおまえもおまえだ!仮にも男なんだから、これくらいのこと簡単に乗り切れないでどうする!?」
「い・・・いえ、さすがにこんなことは僕も初めてで・・・」
「ああ!?おまえ、教師に口答えするのか!?転校2日目からいい度胸だ。
 ちょっと説教してやるからこっち来いっ!」
「え、ええっ!?」
かくして俺は図らずも教室からの脱出を果たし。職員室へと連行されることとなった。
だが俺はこの時忘れていた。今までの常識が通じないのはこの学校だけではない。
町全体がそうなのだと。当然、学校の教師だってその例外ではなかったのだ。
授業を自習にして、俺は職員室に連れて来られた。他のクラスも授業中だからか、職員室の中は殆ど無人に近かった。パッと見た目は1人しか居なかった。そしてその1人が声を掛けて来た。
「あら、綾瀬君?何か有りました?」
担任の有川先生が俺を連れて来た先生に尋ねる。
「有川先生。それが、生徒達がコイツに注目し過ぎて授業にならなかった物で」
「あらあら。そう言えば昨日はウチのクラスの生徒2人と転入初日から行為室を使ってたわね」
担任だから当然、昨日のコトは把握しているらしい。
「それで、これから『指導』を行おうと思いまして」
「つまり、今から『指導室』へ?」
「はい」
「なら、担任の私も御一緒しますわ」
「分かりました。おい、行くぞ」
……という事で教師2人に指導室とやらに連れていかれたのだった。俺は、生徒指導室だの、生活指導室だのを想像していたので、教室と同様に机と椅子の並ぶ部屋で少々理不尽な説教だ。と思っていたのだが……。
中に入った俺はビックリした。随分と立派な扉を開けると其処には大きなベッドが鎮座していた。
「えっ?!」
中を見渡すと学校の一室というよりも、昨日の行為室を連想させる部屋だった。
「何だ、この部屋っ?!」
俺は思わず疑問を呟いたが途中で後ろから有川先生に抱きつかれ更に驚いた。
「あの、有川先生?」
服越しとはいえ、先生の大きなオッパイの感触が気持ち良いが、俺は戸惑ってしまった。これから2人がかりで説教かと思ったら大きなベッドの有る部屋に連れ込まれ、後ろから担任に抱きつかれたのだから。

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す