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オッパイ・シティ
官能リレー小説 - ハーレム

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オッパイ・シティ 27

なるほど。つまりその考えで行くと、楓は伊沢ってコをレベル2、千歳はレベル3と判断したわけか。
確かに、あんなあからさまにオナられると怖いものがあるもんな。
「さすがに伊佐美みたいな危険人物はそうそういないと思うけど・・・。
 女はネコをかぶってる生き物だからね。十分注意しなさいよ」
「だいじょーぶだよ、千歳ちゃん。ちゃんと私がマーちゃんと一緒にいるから」
その言葉に千歳がピクリと反応する。
・・・うん。なんだかんだ言って、千歳も十分危険人物のような気がしてきた。
しかし、そうなると俺の感覚では完全にまともなのは楓ぐらいか?この街に居て、よく、ぶっ飛んだ性格にならなかったもんだ。少々、天然が入っているような気もするが些細な事だ。俺を御主人様と呼ぶドMやら、授業中にバイブをハメてる奴とか比べたら………。
そんな俺の考えが表に出ていたのか。
楓と千歳があわてて声を上げた。
「わ、私たちは違うからね、マーちゃんっ!?」
「そ、そうですっ!あ、でもご主人様がお望みなら、私・・・」
「えっ!?マーちゃんてばそんな女の子が好きだったのっ!?」
「違うっ!」
なんかいきなりひどい誤解をされかけた!?油断も隙もあったもんじゃねーな!
などと他愛ないやり取りをしていると。
「えっと・・・綾瀬、くん・・・よね?」
いつの間に来ていたのか、あの伊沢くるみが友人を連れて俺に声をかけてい・・・た?
その時になって俺はようやく気が付いた。
教室の、いや教室の外からも感じる、女子生徒の鋭く、熱い視線の数々に。
本能から緊急避難警報が届く。ここは危険だ。早く。早く逃げろと。
だが不可解なことがある。こんな視線で見られていたら、いくら俺でも気づくはずだ。
話に夢中になっていたのか?・・・いや違う。楓も千歳も今頃気づいた様子で、あわてて俺を守ろうと動いている。
3人が全員気づかないなんて、そんな都合のいい話は考えられない。
それじゃ今見てる連中は、何かに反応してこんな目を向けているのか?いったい何に?
その答えは声をかけてきた伊沢くるみによって明かされた。
「今あなた・・・『御主人様』って呼ばれてなかった?」
(ち、と、せえええぇぇぇ〜〜〜〜〜〜ッ!!??)
俺はもううっかりミスをしやがったバカ女を、衝動的にこの場で殴り倒してしまいそうになった。
だが、今此処で千歳を殴ってもしょうがない。と言うか、殴ったら御主人様発言を認めるに等しい。とは言っても誤魔化しようも無い。1人、2人なら、似た言葉を聞き間違いと主張できなくもないが、この人数では聞き間違いで通すのも無理だろう。
「この、性悪女のタチの悪い冗談だ。気にしないでくれ」
聞き間違いは無理だから千歳のおふざけ、からかい、冗談等で通すしかない。納得させるのは厳しいだろうが認める訳にはいかない。
「でも、貴方と杉原さんは御主人様呼びに反応してなかったみたいだけど?」
「このイタズラ女のからかいに一々反応してたらきりが無いからだ」
「もしかして杉原さんが恋人で瀬戸さんが公認の愛人とか?」

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