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オッパイ・シティ
官能リレー小説 - ハーレム

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オッパイ・シティ 26

そしてすぐにホームルームが始まる。
ここが単純な男の楽園じゃないってわかっていれば、もっと早く登校していろいろチェックしておきたかったのだが・・・残念。
事を軽く見ていた、今朝までの自分を殴りたくなってくる。
まあ過ぎたことをいつまでも考えてても仕方がない。
俺は気持ちを切り替え、授業を受けることにした。
「・・・・・・」
時折先生の目を盗んでは周囲の状況を確認する。
授業を真面目に受ける者、居眠りしている者、携帯をいじっている者・・・。
クラスメートたちの授業態度を見る限り、どこにでもある普通の学校と同じように見える。
数少ない男子生徒も特に何かを気にしている気配もなし。
女子生徒も性に飢えたケダモノだなんて気配は微塵もない。
あの風紀委員だけが特別なのか?そう思っていたその時だった。
「では伊沢さん。次の文を読んでください」
「はい。・・・ぅンっ」
先生に指名され、伊沢と呼ばれた女子生徒が立ち上がる。
その時に漏れた妙に色っぽい声が気になって彼女のほうに視線を向ける。
(・・・っ!?)
そして次の瞬間、とんでもないものを見つけてあわてて口を押さえた。
そうしなければ驚きのあまり、声を上げてしまいそうだったからだ。
立ち上がった彼女のイスには、普通なら絶対にありえないものがついていた。
バイブだ。それも今使ったばかりですよと言わんばかりにテラッテラに輝いている。
あの伊沢とかいう生徒は、授業中に、神聖な学び舎で公然とオナっていたのだ!
つまり彼女は今ノーパンであるわけで。
公序良俗違反も甚だしい行為が目の前で行われているのに、クラスメートはおろか、教壇に立つ教師すら気にしていない。
い、今まで外国でいろんなカルチャーショックを受けてきたが・・・。これはその中でも群を抜いてるぞ!?
ホントにここ、法治国家日本なんだよな!?
衝撃のあまり、当たり前のことにすら不安を覚えるオレをよそに、伊沢が素知らぬ顔で再び席に着く。
バイブつきのあのイスに。
まさか他にもあんなことやってる生徒がいるのか・・・?
現実とは思えない光景を前に、俺はそれから授業が終わるまでの間、何1つ覚えていることができなかった。

休み時間になり俺は早速、楓と千歳にさっきの件を尋ねる事にした。個人で持ち込んだ私物のバイブなら誰かにバレたら、という危機感に興奮を覚える性癖の持ち主で、バレないようにヤっていたという事で、まだ納得も出来る……勿論、十分に変態だが、まだ個人の話になる。だが学校の椅子に付いてるとなると話は彼女個人にとどまらない。しかし女子全員の席には付いてはいない筈だ。少なくとも楓と千歳は処女だったんだから、昨日迄の時点で普通の椅子の筈。訳が分からない。
教室の隅で小声で2人に尋ねる。
「なあ、ちょっと聞きたい事が有るんだがいいか?」
「何?」
「何か?」
「さっきの授業の時、伊沢って女子の椅子に、何だ、その、バイブらしき物が付いていて授業中にハメていたようなんだが……何なんだアレ?」
「あー・・・伊沢くるみのこと?」
「あの人ならそんなに心配することないよ、マーちゃん。
 すっごくえっちな人だけど、悪い人じゃないし」
「そう?私は無口な分、逆に危ない感じがするんだけど」
大丈夫だと言う楓と、逆の評価を口にする千歳。
意見が真っ二つに割れてしまったわけだが・・・つまり手を出さなければ大丈夫、と考えていいのか?
どう判断すべきか首をひねる俺に、千歳がわかりやすく説明する。
「そうね・・・。この学校の女子生徒の危険度をレベルで表すと、だいたい4つの段階になるの。
 ごしゅ・・・じゃない、綾瀬みたいに、外の価値観で行動するレベル0。
 私や楓みたいに、この町独特の価値観を受け入れているレベル1。
 性欲を持て余し、いつもムラムラしているコだとレベル2。
 そしてあの風紀委員の伊佐美みたいに、手段を問わず性欲発散させようとする危険人物たちがレベル3・・・ってところかしら」

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