欲望の果てに何を見る 4
島村和子、23歳。元秘書課。一年にして秘書課に人事異動した秀才らしい。
身長は145cmと小柄でありながら、Eカップという巨乳の持ち主である。ヒップも大きめだが垂れておらず、桃尻という表現がピッタリであった。
童顔に加えムチムチした肉付きの良い体、それは誰もが性欲を掻き立てるであろう程の完璧さだ。
その和子が今、肩に触れた髪の端をかきあげながら食事をしていた。
四つん這いになってお尻を揺らしながら、「和子」と書かれた犬用の餌皿に顔を近づけ、盛り付けられたフレークを頬張る。
首もとの真紅の首輪が光に照らされ、その存在を主張しているようだ。
今の和子は、まさに牝犬と呼ぶにふさわしいだろう。
そんな生活が始まって、もう1週間が経っていた。
「和子、びしょびしょになってるぞ?」
俺に向けられた秘裂はテカテカと輝き、その雫は太ももを濡らしていた。
「はぁあ……見ないでくださいぃ………」
和子は恥ずかしそうに尻をもぞもぞさせる。
「昨日の夜、あんなに吠えていたのに…。ホントにいやらしい女だな」
昨晩和子は喘ぐ代わりに「牝犬らしく吠えろよ」とバックで貫かれ、ワンワンと鳴かされたばかりであった。
「いやぁ…そんなに言われたら欲しくなります………」
「あと30分もしたら授業が始まるからな。入れてやることはできないが、しゃぶるくらいならしてもいいぞ?」
「ホントですか!?」
和子は嬉しそうに俺の股間に顔を埋めた。
〜二人の女〜
木々の色も新緑に染まった頃、一通の手紙が郵便受けに舞い込んでいた。
「別荘完成…?」
封を切ると、そのように書かれた紙と地図が入っていた。
「何だこれ?」
別荘の建築を依頼した覚えなど全くない。所有していた別荘は、身の回りの整理の時に全て売り払ったはずだ。
「それは、たぶん悠さんのお父様が亡くなる前に依頼していたものだと思われます」
「オヤジが?」
3つも別荘を持っていたくせにまた作ったのかよ、そんなニュアンスを含め俺は少し声を荒げた。