欲望の果てに何を見る 3
「………とりあえず、具合を見てからだな」
俺は仁王立ちになり、和子の顔を見た。
「どこまで服従心があるか、存分に見せてみろ」
徐にズボンを脱ぎ捨て、和子の前に肉棒をつきつける。
「はい………」
口にくわえたリードを離し、和子は亀頭に舌を伸ばした。
亀頭を這い回る舌は敏感な所を隅々までとらえ、何とも言えない快感が俺の背筋を微かに震わせる。
舌の腹がシャフトに押し付けられると、ジワリと唾液が滲み出て、滑るように塗り付けられた。そして巻き付くように絡みつき、せわしなくしごきたてる。
経験は何度かある俺でも、舌を巻くほどのテクニックに翻弄されていた。
和子はピクピクと反応するのを楽しむように、下からつぶらな瞳をのぞき込ませ、裏筋を舐め上げる。
「失礼します」
和子は断りを入れると、顔からは想像できない程の豊乳を両手で寄せ、俺の一物を挟み込んだ。
「あぁ………」
思わずその感触に、喘ぎにも似た吐息を洩らす。
胸を上下に揺すりながら、顔を出している亀頭の先へ舌を伸ばす和子。
唾液に濡らされていた俺のモノは胸の動きに合わせて滑らかにしごかれ、その快感は全身へ駆け抜けていく。
「どうですか?」
顔を紅潮させ、下からのぞき込む和子。しかし胸の動きはなおも快感を与え続けている。
「気持ちイイぞ…」
「よかった」
和子は笑顔を見せ、胸をさらに寄せた。
「うぅっ…」
その瞬間、力が下半身に集中した。噴火するように精液が吹き出す。
それを予期していたかのように、和子が亀頭をくわえこみ、全てを口内で受け止める。
喉奥に当たるエキスに苦悶の表情を浮かべるも、一滴も残さず喉を鳴らして流し込んだ。
尿道に残ったものまで吸い出し、和子は漸く口を離した。
再びリードの先をくわえ、俺に持つよう促してくる。
俺はその口にくわえられているものを、迷わず手に握り締めた。