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龍使いの少年 第二部
官能リレー小説 - ハーレム

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龍使いの少年 第二部 7

でも、僕には切り札、憑依戦闘がある。
搾乳奴隷を解放したお陰で、僕の汚名は完全に払拭された。
教団信者は僕を代言者として、熱狂的に受け入れている。
少し前までは無理だったけど、今の僕なら、憑依戦闘も可能なのだ。

無力な女を襲ったつもりのテロリストは、手痛い反撃を受けた。
全員が神罰で、全身不随にされたのだ。
単純に殺すほど、僕は優しくない。
力尽きて死ぬまで、苦しむだろう。

事件の黒幕は、帝国との通商権を諦めるはずだ。
彼らが深入りするようなら、背後関係を洗った上で、強制排除してやる。
僕がテロ対策に費やしたのは、ほんの1分少々。
襲撃タイミングが合っていたから、手間が省けた。
教団の損失はゼロの、完全勝利だ。

そんな事件はあったけど、何事も無かったかのように、祭りは続いた。
時折、僕が竜退治で中座するだけだ。
いっその事、神の力で遠隔対応したい。でも、竜王として戦うのが重要だ。
あくまでも人間として戦い、竜をおびき出すのが仕事だから。
僕が人間ではないとハグレ竜にバレたら、自分から出向いて倒さなくてはいけなくなる。

祭りも三箇所目なので、マンネリ気味だ。
美女を見つけて、その場で押し倒す繰り返しなのだが、さすがに飽きる。
楽しくないのかと問われれば、楽しい。
でも、刺激に慣れると物足りなくなるのは、仕方の無いことだろう。

「毎日が祭りだから、駄目なのかな?」
今更ながら、僕は気付いていた。
メリハリが大事、晴れとケなのだ。
祭りが毎日になると、それが日常になる。ペースを少し落とすべきかも知れない。
仮に隔日開催にすると、ハグレ竜を全て倒すと、ほぼ来年まで予定が埋まる。
毎年開催する予定なので、永久に隔日開催で続く計算になる。

これは想定外だ。大陸が広すぎるのだ。日本とは段違いのスケールだ。
世界中の美女を抱くチャンスなのだが、義務化すると少し辛い。
でも、止めるという選択肢は、僕には存在しない。
大陸全土の美女を制覇するのは、楽しそうだからだ。

姫ドワーフの種付けも毎年必要だから、予定調整が必要だ。
今まで先送りにしてきた、ミューゼ信者への福音伝道も必要だ。
ざっと予定を組んで、愕然とした。
結局、毎日が一日中種付けだった。
結論を一言でまとめると…。

王様生活って、ステキ!

うん、このプランで進行しよう。

「祭りの設営ペースを落として。隔日開催にするから」
僕は、ドワーフに連絡した。
祭りの二日目は、ミューゼ信者の福音伝道に予定変更しよう。
尼僧院の半竜たちや、ミルク売りのお姉さんが、僕を待っている。
僧院には、半竜以外にも女が居る。
家庭内暴力から女を救う、駆け込み寺の機能も備えているからだ。
彼女らにも、神の愛を届ける必要があるだろう。

夜は祭りを一時中断して、瞑想修行をした。
学ぶことは、まだまだ幾らでもあるのだ。
神の力を持っていても、油断すれば危うい。
山羊を相手に得た、教訓だ。


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