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龍使いの少年 第二部
官能リレー小説 - ハーレム

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龍使いの少年 第二部 6

発起人は、抱いた時に人妻だと言っていたが…。
旦那の事は良いのか?
まぁ、僕を煩わせないなら、どうでも良いか。
未婚の母も増えそうだし、子供を養育する場も必要だからね。
尼僧院を作る場合は、幾らかの補助金を出すよう、会計係に話しておこう。

「うわっ、この匂い、何だろう?」
何人も女を抱いていると、中には性病に感染したものも居る。
竜の嗅覚のお陰で事前に気付くけど、かなり気分が萎える。
癒しの奇跡を施すと、男までも救済を求めてきた。
女を抱く暇がなくなるので、僕が癒すのは女のみと宣言した。


場所を移して、開催三ヵ所目になると、祭りの手順が固まってきた。
運営に携わるドワーフは毎日違う者だけど、情報の共有で手際良くなっている。
イベント進行も固定化されている。
どうやって移動したのか、以前に抱いた女が、進行役を勤めているのだ。
便利だから、全部任せるけどね。
金を着服するとか、そんな野心もなさそうだし。

祭りの予定も、竜を次々と撃退しているから、どんどん増えている。
1ヶ月以上先の予定が、既に組まれた状態だ。
ただ、エルフとの戦争が予想されるので、予定は確定しないようにしている。

戦争といえば、傭兵団だ。
ミューゼ商業部門の紹介で雇った傭兵が、竜王都に到着し始めたそうだ。
彼らは戦争のプロなので、新竜王が化け物だと理解したみたいだ。
竜を相手に、派手な魔法合戦を演じて見せたからね。
わかり易く派手に倒すために、手を抜くのが大変だった。
僕が本気で殺すと、玄人好みの地味な勝負になる。

傭兵団を通じて、竜王健在の噂は大陸全土に広がってきた。
僕が彼らを破格の契約金で雇った目的は、半ば達成された状態だ。
あとは、エルフ軍を撃退して、集団戦闘でも隙が無い事を証明すれば完璧だ。

「ベリス港の拡張は、順調です」
竜王国の女性官僚の報告を聞きながら、僕は女を抱いていた。
助平な竜王には慣れているのか、顔色一つ変えずに報告している。
経済面での竜王国再建も、順調のようだ。
教団と関わりの無い商人が、利益を見越して町に投資を始めている。
今までも大きな港町だったが、貿易の中心になるのは間違いなさそうだ。

「教団の収益は、専売権のお陰で、3日で従来の半年分の利益を計上しています」
報告者は、教団の会計員だろう。
性交渉を見るのは初めてみたいで、激しく動揺しているのが初々しい。
報告によれば、一般民衆にはミューゼの独占販売権は、好意的に受け入れられているらしい。
教団は、農具や日用雑貨を値下げして、武具を大幅に値上げしたのだ。
ミューの活躍で、教団に対する嫌がらせも、今のところ全て排除されている。

『ミューゼ様、お助けを!!』
僕が昼食会に出席しているとき、事件が起きた。
秒単位で時間を合わせた、同時多発テロが発生したみたいだ。
大陸全土から、救いを求める声が届いてくる。
さすがに、ミュー一人では対処できないだろう。

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