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龍使いの少年 第二部
官能リレー小説 - ハーレム

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龍使いの少年 第二部 41

しかし、祭りで仕込んだ女は手助けが必要だ。
一つの町で、数百人単位で同時に子供が産まれるのだ。
頼りになる筈のミューゼ教団の助産婦も、同時に出産するから困ってしまう。

僕は予定日に間に合わせて、大量の助産婦を養成するよう手配していた。
百人単位のチームを10個。合計千人用意して、町を巡回させるのだ。
一つの町に1チームが8日間滞在し、補助する。
残り二日間は、休養日だ。
暇なチームは忙しい町の助っ人に行くので、充分に対応できる。

「問題は、ご主人様が助産婦を孕ませる可能性を、排除できない事ですね」
「誰が孕ませるかっ!」
アリスが僕の節操の無さを皮肉って、冗談を口にした。
助産婦はオバチャンの集団で、僕の守備範囲外だ。
僕が馬っ気を出さないように、オバチャンを揃えたと言う噂が囁かれている。

色魔みたいに言われているが、そもそも僕が祭りで女を抱いているのは、神威執行のためだ。
非常に嘘臭い理由だけど、半分くらいは本当のことだ。
残り2ヶ月程度で、条件が整う。
まぁ、神威執行が終わっても、女を抱くのは止めないけどね。


とうとう全ての地域で、祭りが終わった。
これで、竜の宝具を使った奇跡の発動、神威執行の下準備が完了したことになる。
大陸制覇と一言で表されることも、実際に体感してみればどれだけ大変だったか。
眠る時間も削って一年間女性を抱いたけど、それでも適齢期の女性の1%に満たない数だ。

それはさておき、神威執行について最終確認をしておこう。
まず、宝具を使う条件だが、これは竜を束ねる存在であることが必要だ。
牡竜は根こそぎ殺したし、牝竜は全員抱いて卵を産ませた。
第一の関門は、軽くクリアしたことになる。

次に発動対象となる世界を、よく知ること。
これは僕の弱点だったことだ。元々は別の世界の住人だったからね。
これも、祭りを通じて世界全地域の女性を抱くことで解消された。
そのせいで、色々な二つ名を頂戴することになったけどね。

最後に、どのような事を願うかだ。
僕には色々なしがらみができている。
まず、竜族を救うこと。
32個どころか、三百個以上の卵に賭けて、果たさねばならない条件になった。
次に、ドワーフに配慮すること。
財宝と姫ドワーフを抱く権利は無視できない。

そして、人間達だ。
孕ませた女達を、見殺しにできない。
それらのしがらみを考慮に入れつつ、問題解決を図らなくてはならない。

解消すべき問題は、魔物をどう扱うかに尽きる。
歴代の竜神が星々の世界に追放した魔物が、事象の復元力によって、続々と帰還しているのが問題なのだ。
僕が単純に虐殺するのは、下策である。
魔法の存在する世界だけに、ジェノサイドをした時の反動、負の想念の副作用が恐ろしいのだ。

単純に封印して星界に飛ばすのも、単純な問題の先送りにしかならない。
では、共存の道を考えるのか?

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