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龍使いの少年 第二部
官能リレー小説 - ハーレム

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龍使いの少年 第二部 40

交易で稼いでいるミューゼ教団が、多くの尼僧院を建設して収容しているが、根本的な対策が必要だろう。

「小規模な神威執行で、魔物の発生を1年間封じよう」
仮想空間に作った竜の会議場で、僕は提案した。
神威執行の本番で僕が行う予定の計画は、経産竜達には打ち明け済みだ。
本番で莫大な力が必要になるので、できれば力は温存しておくべきだが、魔物も放置できない。

「人間達に、祈りの力を負担させるべきでしょうね」
アンドレアの提案に、参加者は皆が同意している。
確かに人間の為に執行するのだから、竜族が力を消耗するのは同意できないだろう。
儀式に神器を貸すだけでも、大サービスだ。
僕は、四大国とミューゼ教団を通じて、儀式の参加を呼び掛けた。

結果から言えば、術は8割成功だった。
祭りが未開催の地域はイメージできないから、当然だろう。
魔力自体は今までに抱いた数十万の女達と、使い魔になった十万の魔術師だけで賄えた。
人類の底力と言うか、数の力を思い知らされる魔力の量だ。
不完全封印でも全体の2割の地域なら、集中配備した軍隊で充分抑えられるはずだ。


「すっかりお腹が膨らんでいるね」
「一週間以内に出産予定です。ご主人様」
出産のために後宮で安静にしている、アリスの見舞いに来ていた。
僕と彼女は、今は天然温泉をひいた一階の大浴場で、のんびり会話中だ。
遠巻きに、女たちが僕を伺っている気配がする。
後宮を造ったのに、ずっと放置していたからなぁ。

アリスの見舞いが終わったら、収容後に放置状態が続いている半竜や、メイドたちを相手にするつもりだ。
ちなみに、千人程度が収容できる後宮が出来上がったのは良いが、規模が全く足りない。
予想以上に、女が集まったからだ。
メイドや女官たちは、未だに木造の仮設住宅で生活している。
第二期、三期拡張がそろそろ終わる頃だから、仮設住宅も不要になるだろう。

後宮の女だけを相手にするつもりが、女性官僚や城の出入りの業者まで相手にする羽目になった。
それどころか業者から噂が漏れて、ミューゼ信者まで殺到してきた。
魔物討伐の義勇軍に夫が参加して、体を持て余している奥方連中まで集まったから大変だ。
女を抱いているうちに、近隣の町からも集まってきたので、全て片付くのに5日くらいかかった。

「スケジュール調整を頼むよ」
「既に、手配済みです」
僕の命令に、肌が艶々になった女性官僚が答えた。
交合を見て真っ赤になっていた女とは思えない変化だ。
手際が良すぎるが、まさか嵌められた?というか、肉棒をハメさせられた?
なんとか騒ぎが収集できたから、いいけど。
忙しさのあまり、危うく無事に生まれた我が子を抱かずに帰るところだった。


アリス以外の出産も始まっていた。
姫ドワーフや、討竜祭りで仕込んだ子種だ。
ドワーフたちは放置しても、彼等自身でうまく対応できるはずだ。

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