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龍使いの少年 第二部
官能リレー小説 - ハーレム

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龍使いの少年 第二部 37

また妙なことを、企んでいるのだろうか?
エルフの森で現れた男の狐といい、邪魔臭い奴らだ。
どうやって追い払おうか?

「村の者が不快な思いをさせて、申し訳ありませんでした」
追い払う寸前に、女狐が詫びた。
予知能力で、僕が何に怒ったのか察知したのだろう。
絶妙な呼吸の計り方で、弁明を続ける。
さすがは人を惑わせる妖狐だと、感心してしまう話術だ。

「招待の手紙も森での遭遇も、我々の意図から外れたものでした」
はぁ、左様ですか。としか言いようの無い話だ。
要約すると、村長の指示を聞かずに、独走した部下の責任と言いたいらしい。
でも、部下の責任は、トップが引き受けるべきだと思うけど。

「部下の責任は私が負うべきですので、こうして参上いたしました」
予知で会話を先読みして応えるから、声を出す手間が省けて、ラクチンだ。
事情が判らない人間にとっては、思考を読まれている気分で嫌がるだろうけど。
話を聞かない限り、機先を制して話を続けそうだ。
少しは話を聞くほうが、時間を節約できるかも。

「とりあえず、用件を聞こうか」
下らない話なら、追い返そう。
聞くだけなら、女を抱きながらできるし。
妖狐のもたらした情報は、色々な女性種の生息地域情報だった。
僕が神威執行で何をするか、予知したうえで用意したネタなのだろう。

「とりあえず、現物を見てみないとね」
おそらく満足いく情報だと思うが、報酬は後払いが良いだろう。
相手が狐だけに、手放しに信用すると化かされそうだ。
あまり敵意は無さそうだけどね。


「右手に見えますのが、ゴルゴンの洞窟でございます」
「ゴルゴンって言うとメデューサか」
小旗を持ったバスガイドの格好で、妖狐が案内をしている。
こいつは、現代日本から流れ着いた存在なのか?
ファンタジー世界の住人とは思えない事ばかりする。
僕がまごつかせる為に、下調べしているのかも知れないけど。

まぁいいや。詮索しても、はぐらかされそうだ。
ゴルゴンは石化の魔眼を持つ種族だ。僕には石化は効かないけどね。
ハズレの種族から、順番に紹介して欲しいと頼んだのは、間違いか。
僕好みの相手から順番のほうが、時間節約できそうだ。

メデューサは、事前の情報どおり駄目だった。
顔のデッサンが崩れていて、心臓の弱い人が見たら麻痺を起こして死にそうだ。
石化の魔力も、この顔が原因かもしれないと邪推してしまう。
首から下は一級品だけに、残念だ。

「方針転換して、当たりの種族から廻ろう」
「では、有翼族がお勧めですかね」
案内された集落に済んでいるのは、天使を連想させる翼を持つ女性達だった。
美形揃いでオッパイも大きい、女だけの種族だ。
大きなオッパイの正体は発達した大胸筋と言う、少し残念な真相があったけど総合得点は高い。
交渉で後宮入りが決定した。

「次は翼は翼でも、皮膜の羽を持つ翼竜人の集落です」
彼女達は亜竜だが、知性を持つ種族だそうだ。

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