PiPi's World 投稿小説

龍使いの少年 第二部
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 33
 35
の最後へ

龍使いの少年 第二部 35

それでも、本領発揮できる夜になるたび、正気に戻っている。
夜になるたび余所余所しくなる、ツンデレ女神との生活もそろそろ飽きてきた。
ミューゼの力をありったけ注ぎ込んで、勝負をかける頃合か。
最近は、夜でもかなり友好的になっているし。

「そろそろ中に出すよ」
「出して、頂戴、赤ちゃん欲しいの!」
太陽が最も高く上る正午で、ベレの力が弱まっているから、完全にデレ状態だ。
日中は良いのだが、日が暮れた瞬間に豹変するので、注意が必要だ。
とにかくお許しが出た。竜結合して子宮内射精をしよう。

ミューゼの豊穣の力を大盤振る舞い。全部出し切る勢いで、射精してやる。
死の女神を孕ませるには、それくらいの勢いが必要だ。
少しでも受精確率を上げるため、睾丸を竜変化させて精力増強している。
さて、レジストできるかな?

日が暮れても、ベレの性格は豹変しなかった。
懐妊したのだろう。死の女神の属性が薄れている。
それからは敵意を無くしたのか、普通に新婚状態が続いた。
出産して、子供を育てて…。
魔法を掛けてから実時間で45分後、体感で三年間が過ぎたところで魔法を解除した。

「赤ちゃん、私の赤ちゃんは何処!?」
「まだ作っていないから、居ないよ」
現実に戻ったベレは、抱いていた乳飲み子を失って、半狂乱になっていた。
ちょっと可哀想かな。
勝負のためとはいえ、子供を交渉のネタにするなんて、僕の戦術は悪党そのものだ。

「『勝負は僕の勝ち』だね?」
「あ…」
正気に戻ったベレが、愕然としている。
今さら言い訳は出来ないだろう。

「負けを認めるなら、子作りを手伝うよ?」
「わ、わかった。私を好きにするが良い」
素直じゃないな。そんな所も可愛いのだけど。
そんな訳で、竜神以外の女神を抱くという、珍しい経験をすることになった。
神殿護衛の騎士たちと、討竜祭りで集まった信者の前で、ベレを抱いている。
悪趣味?いや、勝負が確定した事を周知する儀式なんだ。
と、言い訳させてもらおう。

三年間の仮想生活の後だから、連れ添った夫婦のように自然な口付けを交わす。
それから、教義をひっくり返す、濃密な交わりを披露した。
体は処女なのに、仮想空間の三年間の経験が、女神を乱れさせたようだ。

15分に及ぶ子作りの仕上げは、竜結合での子宮内射精だ。
ダイヤに封じた巫女の魂を子宮に移したから、10ヶ月後には転生してくるだろう。
こうして女神の処女喪失と種付けが、無事に終了した。
見守ることを強制された女達は、どう反応すべきか対応に苦慮している。

「混乱しないように、お告げをして貰えるかな?」
「人の体に封じられている故、上手く出来るかどうか…」
「そろそろ『体に馴染んだ』頃合じゃないかな?」
子作りまでした仲だ。
力が使えるように、呪縛を緩めても問題は無いだろう。
僕自身は全力で攻撃されても問題ないけど、周りに被害が及ぶからね。

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す