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龍使いの少年 第二部
官能リレー小説 - ハーレム

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龍使いの少年 第二部 32

竜王国に挑戦に現れて、僕が撃退して作った竜の空白地帯が、再び埋まる数だ。
そのことを見越して、牡竜の駆逐が僕の任務になったのだけどね。

およそ二百人分の新婚魔法の効果で、二百年の人生経験が追加された。
夜の加速修行分も合わせれば、四百年近い経験を積んだことになる。
魔法ギルドの呪詛を破って得た、魔術師の知識を合わせると、千年分以上の叡智を蓄えている。
一度、ゆっくり休んで、知識を統合した状態にしてみたいものだ。


四大国のうち三つを傘下にしたから、討竜祭りも以前とは様変わりしていた。
東のファチュン帝国では、軍所属の女騎士を抱いている。
中古の女を抱く趣味は無いので、軍内部での恋愛は禁止にしてある。
僕の機嫌を良くする為に、自分の娘を差し出す上級将官の存在も、日常の風景だ。

南の通商連合では業績向上のため、女社員を抱かなくてはいけない。
抱いた女と抱いていない女では、仕事に懸ける情熱が違う。
西の魔法大国では、魔力上昇の為に魔女達を抱いている。
主従の絆が強まると、魔力が格段に上がるのだ。
社員や魔法ギルド員に関しては、世界中にある支社や支部でも抱いている。

そんな事もあって、僕が祭りで手当たり次第に女を抱く事は、とても有名になっている。
反感を感じてそうだが、意外にも好意的に受け入れられている。
どうやらそういう性質の、超自然的存在だと認知されたみたいだ。


「ベレの信徒を惑わせるのは、止めていただきたい」
祭りの為に、北の国に転移した僕を待っていたのは、神殿護衛の集団と、ベレの巫女だった。
遂に、ラスボス到達といった感じだ。
おそらく、最も高位の巫女であろう。迫力が、全く違う。
彼女を圧倒できれば、四大国を制圧したことになる。

思えば、長い道のりだった。
竜王に就任して、神器を集めて神威執行するには、二つの方法があった。
一つ目は、覇道を突き進み、屍の上に世界統一し、神威執行権限を得る方法。
二つ目は、王道を突き進み、女を礎に世界統一し、神威執行権限を得る方法。
僕が選んだのは、二つ目の方法だ。

竜王になっていなければ、勇者として世界を巡り、神威執行権限を得る道もあったけど、それを選ぶ機会は無かった。
ミューゼのドジに巻き込まれていなければ、今頃は冒険者として旅をしていたかもしれない。
選べなかった運命は考えないとして、今の僕は、女を抱き続けることを選んでいる。
世間では種馬だとか、そんな称号が与えられている事も、承知している。
それでも、死と血にまみれた道を進むより、良いと思っている。

そんな事情で、僕の答えは決まっていた。

「断る。僕の果たすべき、使命だから」
格好つけてるけど、淫行はやめないと宣言してるだけなんだよね。
それでも戦争よりは、ラブ&ピースだ。
殺し合いをエッチで回避できるなら、僕はそちらを選ぶね。
多少の汚名を被るのは、覇道を進む事を考えれば軽い物だ。

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