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龍使いの少年 第二部
官能リレー小説 - ハーレム

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龍使いの少年 第二部 29

それから皇帝を抱いた。
抱いてみたら、僕と同じくらいの年齢の、ごく普通の箱入り娘だった。
こう、皇帝だからもう少しゴージャスなのかと、想像していたけど。
完全な傀儡、操り人形として皇帝の座に据えられたのだろう。

皇帝の責務から解放されて安心したようで、物凄く感謝された。
抱くのは嫌がられると思っていたのに、拍子抜けだ。
もちろん、抵抗されないのは有難いけどね。
後ろ盾も無い状態で、人生経験も積んでいない娘には、皇帝位は重すぎる地位だったのだろう。

側仕えの女と近衛騎士団の女も、当然のように頂いた。
皇帝の認可済みなので、好き放題できる。
選り取りみどりだから、嫌がらない娘を抱くだけで夜が明けた。
ちなみに、側仕えも騎士たちも、全員処女だった。
保安上の理由だろうね。男に誑かされると色々悪さをしてしまうから。

とりあえず帝国の頭を押さえたから、大陸の東側は僕の支配下に入ったわけだ。
完全に帝国を平定できた訳では無いけど、討竜祭りを続けていれば、そのうち支配下に収まるだろう。
他の三大国も、そのうち平定する機会が訪れるだろう。


「ですから、通商権の一部を解放して頂きたい訳でして…」
図々しくも、ドワーフとの交易権を寄越せと、南洋の通商連合が要求してきていた。
要求が通らなければ、海域封鎖して貿易不能にすると、遠まわしな表現で脅している。
大陸全土の視点で見ると、天候不順などで作物生育にムラが発生するので、穀物輸送はかなり重要だ。
海運の輸送力が無ければ、飢饉が起きた場合の対処が難しくなるのだ。

「うん?良いよ。ドワーフに地下鉄道網を完成させるから」
小人族が世界中に掘りまくった穴で、鉄道を引くための下地はできている。
既存の海運に与える経済損失を考えて、あえて完成させず放置していたのだ。
僕の命令さえ出れば、六億人のドワーフの労働力で、3ヶ月もあれば敷設が完了するはずだ。

実際に、地下帝国の穀物輸送の需要は、すでに鉄道輸送でまかなっている。
海賊に襲われる心配が無いし、輸送に掛かる時間も短い。
動力は地熱発電の電力を使うから、燃料代は無料に近い。
内陸部でも、問題なく荷を降ろせる利点も存在する。
海運に固執する理由は、全く無かった。

脅迫が不発に終わり、代表は僕の反応に慌てたが、それで会見は打ち切り。
彼らが日干しになろうが、知った事ではない。
公益を無視して、私欲を満たす連中には退場してもらう。
港湾で働いていた人足は、鉄道網の敷設と荷降し役として再雇用すると告知した。

一世を風靡していた通商連合は、僕の決定で瓦解した。
談合で儲けていた富豪が、信用取引で不渡りを出して、船を手放した。
船がなければ、商売は成り立たない。
連鎖反応で起き掛けた恐慌は、かなり大規模になりそうだった。
僕の有り余る資金力で、潰れそうな商社を買い取って、力ずくで押さえ込んだけどね。

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