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龍使いの少年 第二部
官能リレー小説 - ハーレム

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龍使いの少年 第二部 19

離島にはミルク販売網が及んでいないし、都市部の女は裕福だ。
金持ちが多いので、ご祝儀の財宝では体を差し出さないのだ。
通商が主要な産業なので、豊穣の女神ミューゼは、人気が薄いと言う理由もある。

「ご主人様、海の精霊、サイレンを相手にしてみては、いかがでしょうか?」
夕方になる頃にはかなり不機嫌になっていた僕に、アリスが耳寄りな情報を教えてくれた。
近くの島に、サイレンの生息する島があるというのだ。
セイレーンとも呼ばれる、海のニンフ達だ。人魚と言うほうが、通りが良いかも知れない。
歌声で男を誘い、海底に閉じ込めて精を絞るので、漁師や船乗りに恐れられている。
海の男は逞しいから、ニンフにモテ易いのだろう。
森や湖のニンフの遭遇例と違い、失踪率が高い。

水の魔宝石を収集したかったので、渡りに船だった。
竜乳酒を持って、種付けに向かう。ニンフ相手なので、独占欲は満たせないが、種付け欲は発散できた。
群がるニンフにガンガン種付けなので、焦らしや屈服をさせる、精神的な楽しみは皆無だ。
しかし、スポーツ的な快楽は満点だ。
なにより、大量の魔宝石が回収できたから、満足しておこう。

「うわっ、何?この人数?」
「漁民に直接告知したのが、効果があったようですね」
翌朝始まった福音伝道は、予想以上に大盛況だった。
前日の祭りがサッパリな結果だっただけに、期待をしていなかったから驚きだ。
近隣の島の漁民に、アリスが地道に告知して回ったお陰みたいだ。
ミューゼの加護は陸地が主な対象だけど、豊漁を祈ることもあるので、信者がそこそこ居るらしい。
海難で未亡人になった女が、尼僧院を頼ることもあるので、かなり身近な存在だそうだ。

サイレン退治(厳密には種付けだけど)で、百人以上の男が解放されたお礼も兼ねて、女が集まったみたいだ。
前日の鬱憤晴らしもかねて、美女は全員堕として、隷属させた。
やはり、独占欲と種付け欲が満たされる、竜や人間相手が一番楽しい。
ニンフはニンフで、素晴らしい抱き心地なんだけどね。
精霊だけあって、人間には理解しがたい感性を発揮する。

それにしても、漁村の男女比が大変になりそうだ。
男余り現象が起きそうだけど、後のことは野となれだ。
来年の祭りでは、男たちに投石されるかも知れない。


「オータニア王国より、王女他16名の輿入れの打診が、竜王国にありました」
「討竜祭りの1箇所目の国だったよね?」
「傷物にされた娘では、政略の材料に使えませんから」
毎日の恒例行事になりつつある、アリスの報告だ。
例によって、僕は祭りに参加した女を抱いている最中だ。
王国の姫を抱いたのは、ちょっとした出来心だったんだけどな。
お姫様の抱き心地に、興味があったし。

「受け入れ施設は、手配できてる?」
「王都の高級ホテルを、一軒丸ごと1年契約で予約しました」
どれだけの額になるか、想像するのが怖い。

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