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魔法×ハーレム!!
官能リレー小説 - ハーレム

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魔法×ハーレム!! 7

そう自信に満ちた彼女の発言に柳は、ほっ、としたのか顔が幾分か和らいだ。
「そう言ってもらうとありがたいよ、これからよろしく。」
そう笑顔で言いながら手を彼女の前に差し出す。すると彼女も綺麗な笑顔をしながら手出し握手をしてくれた。
ちなみに藤沢柳の背格好は身長178センチと男では小さい部類にはいるが、顔はぶっちゃけ女顔に近く、肌は色白、髪は空のような蒼の長髪をポニーテイルにしている。
極めて中性的な容姿の為、よく女と間違えられるが柳はそこまで気にしていなかった。
しかし、釈然としない物があるのは事実なので、元の世界では武道に励み。体つきはしっかりしていた。




「う〜ん。判らん」

「あーだから、ここのプールにマナとオドとを7:3で螺旋型にイメージして〜――」

今、柳はミレーヌの熱烈な指導のもとに図書館棟の個室で魔法のお勉強をしていた。

――が、産まれたときから魔法と慣れ親しんでいるこの世界の住人と違い
ズブの素人の枠にすら当て嵌められない程、なにも知らない柳では
根本の根本から教わんなければ話にすらならない状態であった。

それに対してミレーヌはとても優秀で、大抵の事を簡単にこなしてしまう天才肌な部分があり、柳の『判らない』という事が何なのかが判らないという教わる立場的にはあまりに嬉しくない状態に陥っていた。


「もうミレーヌ、そんなに根を詰めなくてもゆっくり知ればいいよ〜
柳ちゃんも非魔法界からこっちに来たばかりで右も左も判んないんだから」

「そうだぜ、ぶっちゃけマナとかオドとか言われても柳はちんぷんかんぷんって顔してたぞ」

熱くなるミレーヌを止めたのは先程ヴァリア教室で知り合った友人
マリ・クレパスとアリア・ゾーンクリアだ。
マリはおっとりとした性格の朗らかな女性で、ブルーの長い髪が特長の水の魔法使い。
アリアは逆に竹を割ったような性格の火の魔法使いだ。


真逆のような2人だが、この学校に入学する前からの友達でよくミレーヌとも遊んでいたらしい
一人突っ走るミレーヌを2人で止める姿が脳裏に浮かんだが果たして間違ってはいないだろう

「と言われましても、これが出来ないと全くもってどうしようもないですわよ」

そう困り顔で言うミレーヌ。実際問題、柳は目の前に魔方陣の描いてある紙を起き
そこに魔力を通すだけの、物心ついた赤子でも出来る基本を教わっていたのである。
ミレーヌとしてもこれ以上、何をどうすれば良いかも判らず途方に暮れていた。


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