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魔法×ハーレム!!
官能リレー小説 - ハーレム

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魔法×ハーレム!! 27


あれから、柳は自分の小屋に戻ると早々に寝て明日に備えるのであった。

しかし・・・

明日が彼と彼女らの運命を大きく変え、新たな出会いがある事に、まだ知らない・・・


明けて翌日、今朝は何事もなく目覚めた彼は、着替え食堂に向かった。

「おはよー」
食堂に着き、いつもの場所に行くと三人組がいたので挨拶をすると・・・

「あ、おはよう・・・」

「え、ええ。 おはよう御座います」

「お、おお」

三者三様の返事があるが、どこかいつもの様子と違う反応に、柳はどこか確信した表情になり・・・

「三人とも・・・、今日の放課後にちょっと話があるけど・・・良いかな?」

「・・・」 コクリ×3

彼の言うことに無言で答える三人、その顔は何かを覚悟したような顔であった・・・。



そして、時は経ち柳とミレーヌ、マリ、アリアと途中ばったり会ったエイミを加えた五人が彼の小屋に集結していた。

「「「「「・・・・・・」」」」」
小屋内の空気は重く暗い、誰一人として口を開けないが内心何が行われるのかはそれぞれの顔の表情で確信にいたっている。

「皆・・・今日ここに集まったのは、他でもない君達の事だ」
しばらくして、彼は開口一番にそう切り出す。何時までも、このままじゃいけない、そんな気持ちだけが今の彼を支えている。

「皆、俺とセックスして体付きが大幅に変わったよね。 それに、積極的な行動を取ることが多くなっている。 だから、今まで有耶無耶にしてた真実が最近になって俺の中で確信に変わったんだ・・・・」

彼の独白は静まり返った小屋内に小さく響き渡る。
そして、四人の少女達はそんな彼の言葉をただ黙って聴いていた。

「・・・『俺とセックスした女性は、皆変わってしまう』って、だから・・・」

ーーー俺と別れてくれないか・・・・

そう、言い切る彼の顔は夕日に照らされ、とても寂しそうで、何より醜くかった。
「「「「・・・・」」」」
「あの・・・すまない」
彼の言った一言でさらに重い空気が部屋全体に充満する。そんな居心地の悪さの中で彼女達は何を思い、何を考えているのか、もしかしたら自分を軽蔑するのだろうか・・・。
そんなマイナス方向にしか考えが浮かばない彼の前に人の気配がした。
見え上げると、其処には彼女たち全員が此方を見下ろしたままの姿勢で立ち止まっていた。そうした状態のままどれだけの時間が経過したか分からなくなってきた時。
ーーーパァン!パァン!パァン!パァン!
「くッ!」
四人ともが左右の頬に一発、計4発のビンタをかましたのである。それも相当力が込められていたのか、終わった後の彼の頬は赤く、はれ上がっていた。
「〜〜〜のバカ男!!たった“それだけの事”で私達がアンタから離れると思ってるの!!?それに大・体!!好きでも無い男にあんな事やあんな事をする筈もないでしょうがぁ!!」
「「「うんうん!!」」」
皆を代表するように激怒し大声で叫ぶミレーヌ、そんな彼女に相槌を打つ三人。一方の柳は口を開けポカンとしていた。
「はぁ、柳?あなた最初の私達とした魔法の勉強覚えてる?実はあれ以外にも魔力を感じさせる方法はあるの。今は省くけど、アレは“婚姻の儀式”って言った一種の儀式。婚姻の儀式はとても神聖なモノでそう易々と行なってはいけないもの、それを私達はあなたと行なった・・・。その意味、分かる?」
「・・・」
そんな彼に呆れた顔とため息をするミレーヌ。彼女は柳のために訳を説明をするがだんだん涙を浮かべ、最後は涙を隠さずに彼に問うた。後ろの2人も涙を流しながら彼を見つめている。
「わたしも、ご主人様と会う前・・・あの検査の役をやるつもりはありませんでした。検査と言っても知らない男の人とセッ○スをする。いくらこの世界の男性が少ないからってそれは理不尽だったからです。でも・・・人となりを学園長から聞いてこの人なら良いかなって・・・その、将来の旦那様に・・・」
エイミがあの役を買った経緯を話した。やはり彼女もまた瞳に涙を浮かべている。

ーーー彼女達の言葉と涙を見て、彼は一つの“決意”を固めた。

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