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魔法×ハーレム!!
官能リレー小説 - ハーレム

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魔法×ハーレム!! 24

それよりも彼女らの変容に柳は心を討たれていた。
今まで気付いてはぐらかしていた事実。『どうやら俺とSEXした人は変わってしまう』否、変えられてしまう
その言葉が彼に重くのし掛かる。彼女らがあんな事――色狂いみたいになってしまったのは自分に責任があるのでは?と自責の念に駈られてしまう
宛もなく思索と後悔に耽りながら歩いていると柳はある部屋――正確には研究室の前に辿り着いた。
柳にはソレが教会の門扉に見えただろうか。はたまた……。兎に角彼は強い意志でその門を叩いた。


異世界人の柳は、この世界で話せる人は少ない。
それは異性ばかりの環境で少なからず萎縮してしまっている為でもあるが
やはりあの日の女性――ティエラ・エルフスタン――の言動により少し女性との間に距離が開いてしまったのは事実であろう
柳は、彼にしては珍しくあの事を負い目に引きずっているのである
そんな彼だが、何の抵抗もなく話せる人物はしっかりと出来ている。彼はゆっくりとではあるが着実に進んでいた。
その人物の一人が、この研究室にいる女性、シェリー・ブラッドだ。


彼女の人物像を一言で表すなら残念美人だ。彼女は研究者で、研究以外は自身でさえどうでもいい体なお方だった。
「ふーん、そんな事があったのか」
寝起きの眠たそうな目を擦りながらあまりどうでもよさそうに言うシェリー
柳はそんなシェリーにコーヒーを作りながら、なんとか興味をもって貰おうと必死になる
「……何ですが、人によって個人差?があるようなんですよ
4人の内の1人はあまり変化がなかったのですが、3人は体が大きく変化して……
よりグラマラスに?ってな感じです」

「男冥利に尽きるじゃないか。大切にしておやり」
上手く先生の興味を牽けなかったと柳は諦めかけた矢先に彼女は興味を示し出す。どうやら個人差があるという部分に研究者としての何かが刺激されたらしい
「ふむ、個人差か……。如何せん情報が少ないな。それに変化の瞬間もモニタリングしてみたい
そうだ柳、お前を嫌っている奴はいるか?そいつとヤレ
条件くらいは判るかもしれないぞ」
「き、嫌っているって……そんな人…居るにはいますけど……」

いくらその人が柳を嫌っていようとも柳はその人を嫌ってはいない
それなのにもしかしたら何か異常があるかもしれない自分とSEXさせたいとは思わない
「それに名前すら判りませんし」
「なら調べればいい。私は教師だぞ?それにお前は異世界人とはいえ少々SEXに対して奥手すぎる。ここいらで少々男の責務を果たさせようとも思うしな」
アレで奥手!?と自身を省みてカルチャーショックに浸る柳を他所に
シェリー主導で柳の対象実験が始まるのだった。


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