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魔法×ハーレム!!
官能リレー小説 - ハーレム

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魔法×ハーレム!! 17

実習はなかなかそうもいかず結局見学をしていた。柳的にはとても悔しかったが、出来ないのは出来ないと認め、段々とこなしていきたいと考えていた。彼女に会うまでは……

図書館にいく道の途中、柳達一向は1人の女の子に通せんぼうされた
彼女は茶色い髪を短く切り揃えた髪型の娘で制服からして同学年の娘だった。
ぱっと見の印象では融通の利かなそうな、お堅い雰囲気があった。
そんな彼女が開口一番にこう言ってきた。
「柳さん。貴方にヴァリア教室は相応しくありません」


それは、一切の反論を認めないような口調であったが、紳士な彼は、一応ながらも

「あの・・・。 訳を聞いてもいいかな?」
と、努めて穏やかに聞く、すると彼女は嫌悪感を顔いっぱいに広げ
「訳を聞かなくても分かるでしょう? 異世界人のくせにヴァリア教室に来て、それなのに一切の勉学にも解らずじまい。 はっきり言って授業の邪魔なのよ!」

と、嫌悪感を微塵も隠さずに彼女ティエラ・エルフスタンは言う。これには、さすがの彼も思う所はあるらしく、反論しようとするが、彼女はさっさと寮に戻ってしまった。

「・・・・」
今、柳は図書室の一角にある席で本を読んでいるのだが、一向にもその中身が頭に入って来ない。理由は単順、自分のクラスの女子生徒(この時、柳はまだ彼女の名前を知らない)にあんな事を言われた後なのでしょうがない。

「はぁ〜い。てっ、あんたどうしたのよ?」
「ん? どうかしたのか?」
「柳さん?」

すると、前からいつもの三人が声を掛けてくるが、今の彼がいつもと違う雰囲気なので、戸惑っているようだ。
「実はさっきさ……」

と先程出会った少女の事を話す柳、柳はけっこう真剣に話したつもりなのだが、三人娘はそこまで重要視はしなかった。

「ぶわっはっ、柳、他人の言うことなんか気にすんなよ。
名門って言ってもこの学校もピンキリだぜ。俺みたいに勉強出来ないのもいるぞ」

と左右から顔を押し潰されているアリアはほっといて
頭脳担当のマリが柳の悩みに答える

「アリアではないですが、昨日今日こちらの世界にいらした方に全てを求める方がはっきり言って酷ですわ
柳ちゃんは自分のペースでやっていけばいいと思いますよ」
「うーん、でもなぁ」

「つまり、柳さんはその娘に見返してやりたいのでしょう?
なら、お誂え向きなイベントがございますわ
それも一ヶ月後に……準備時間も充分にありますわね」

ミレーヌが柳の心境を察してアドバイスをだす。
柳はなんの事だか判らなかったが、それにアリアが食い付く

「おっ柳をアレにだすのか。ならあんまり興味なかったけど
柳の為に一肌脱がなきゃな。……別にベットがって意味じゃねーぞ」

「ちょっと待ってアレって何?一ヶ月後に何があるの」

「ふふ、そういえば柳ちゃんは知らないかもですね……」

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