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竜使いだった少年
官能リレー小説 - ハーレム

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竜使いだった少年 7

「あ、今からご飯なんだ。食べさせてあげるよ」
「大丈夫。体力戻ったから一人で食える」
(ちぇっ、折角面会時間前に潜り込んだのに。あーんしたかったなぁ)
妹の思考が、素でキモい。
馬鹿兄貴とか、イジケ虫と言わない妹は、妹と思えないと言うか、何と言うか。

「なぁ、お前って、そんなにお兄ちゃん子だったか?」
「う、うるさい、馬鹿兄貴。弱ってるから優しくしたら、付け上がりやがって」
(ど、どうしよう?お兄ちゃんに変に思われてる。馬鹿馬鹿、私の馬鹿)
なんか、本音と建前の二重放送が面白いな。
これって、あれか?ツンデレって奴なのか?恥ずかしくて、思わずツンツンすると言う。

しかし、見事な演技だ。本音を聞けなかったら、かなり凹む。
失踪前の妹と同じ反応なんだけど、もしかして以前から隠れツンデレだったのか?
生意気な反応は、ブラコンの裏返し?まさかな。

生意気な愚妹は、散々悪口を吐いた後に部屋から出て行った。
ドアの外から思考がもれてくる。
(どうしよう、いつもの調子で意地を張っちゃった。嫌われたかなぁ。昨日はいい感じだったのに)
トボトボ歩いてゆく気配がする。

まぁ、何だ。僕はとっくの昔に妹を嫌ってるよ?とか言いたくなるけど。
普段の仕打ちを考えると。
しかし、意味不明だ。実は妹はブラコンなのか?隠れブラコン?
…有り得ない。


愚妹の謎の襲来が有ってしばらくして、入浴介助の時間が来た。
ナースに車椅子に乗せられて、浴室に運ばれてゆく。

「一人で洗ってもらうものなんですか?」
「相方がいる方が、楽なんだけどね。遠藤君は今、凄く痩せて軽いから一人でも楽勝よ」
(本当、ガリガリになってるね。ミイラみたい。巨チン君って噂だけど)
何だか、嫌なあだ名が付いたらしい。
看護士も人間だから、言いたくなる気も判るけどね。

「我ながら、キモいなぁ。即身仏みたいだ」
「あはは、食べればすぐにげんきになるよっと」
(うわ、本当に巨チン君だ)
どうやら僕の男根に興味津々らしい。
抱きかかえた僕の体の軽さより、肉棒のサイズに注意が行っている様だ。
二人きりだし、テレパシーを使う実験台になってもらうか。

エロ妄想をして、肉棒に血液を充填させる。間髪置かずに息子は勃起を始めた。
(うっわ、デカ!超デカ!)
<これだけデカいのは珍しいから、ちょっと触ってみたいな>
さりげなく、思考に割り込ませてみた。

(駄目、相手は患者だから触っちゃ駄目よ)
中々立派な職業倫理をお持ちだ。

「看護婦さんに抱えられたら、おっきく成っちゃった」
年上殺しのオーラ全開で、照れて見せる。
(うわ、可愛い)
「おっきくして、御免なさい。小さくなるよう我慢するから」
<あんなにギンギンにして、抜かないとしぼむわけ無いわよ>
介護に必要だと言う理由付けを送ってみる。

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