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竜使いだった少年
官能リレー小説 - ハーレム

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竜使いだった少年 41

「宿題やってしまわなきゃならないんだから邪魔しないで!…」
(お母さんが居るとロクな事が無いんだから!)
公佳の思ってる通りロクな事にならないのは請負い無し。
こんな母娘だけど、仲は相当いい。
文句言いながらもお互い隠し事は少ないし、会話も多いみたい…お風呂とかも毎日一緒とか言ってたな。
「ゆーくん、きみちゃん冷たいの…慰めてよぉ…」
わざと僕の身体に密着しながら言うミサさん…勿論、公佳と僕をからかっての行為だ。

「ミサオちゃんは寂しがり屋の、甘えん坊さんでちゅね〜♪べろべろば〜」
「プッ!アハハハハ!」
「グッギギギ!」
(このジャリ坊が!生意気な)
僕の予想外の慰めに、幼馴染は堪えきれずに笑い出した。
おばさんも、咄嗟のことで上手く反応できない。

「私を怒らせると、後悔するわよ?」
(ククク、あの鞄を暴露してあげる)
「ミサさん、また滅茶苦茶な言いがかりをつけて来そうだね」
ミサさんは、僕から取り上げた、マナミさんのエロ鞄を取りに行ったようだ。
頭の固い公佳にいきなり見せても、僕の物だと信じないよ。
鞄だけで十万以上なのに、グッズをあわせたら、高校生が用意できる額じゃなくなる。

「ミサさん、また鞄を買ったんですか?」
「パチンコの景品なんて苦しい言い訳、信用しないからね?」
「え、ちょっと、これは私のじゃないわよ!」
鞄を持ってきたのは良いが、僕の先制攻撃でミサさんは防戦一方だ。
幼馴染も、おばさんの浪費癖が発動したのだと、思い込んでいる。
この状態で、鞄が僕の物だと言い張っても、誰も信じないだろう。

「中身は何なの?また下らないものを買って、私達をからかうつもりでしょ?」
「ちょ、ちょっと待って!開けるのは駄目!」
(ここは、逃げるが勝ちね)
ミサさんは鞄を抱えて、慌てて逃げ出した。
フッ、完全勝利だ。

「追いかけるだけ無駄だ。課題をしよう」
「…そうだね」
僕達は、気分を一新して課題に取り組んだ。
邪魔がなければ、もう一押し出来たんだけどなぁ。
そのうち、似たような機会はできるかな?


「お兄ちゃん、今忙しい?」
「何だ?今、課題を解いてる途中だけど」
「久しぶりに、対戦しよう」
夕食後、部屋で課題を片付けていると、愚妹がやってきた。
落ち物パズルか。
そういえば、長い事対戦してなかったな。
いつも恵が負けて、マジ泣きして喧嘩になるから、封印したんだ。
あちらの世界で、僕も接待を覚えたから、今なら泣かさず遊べるだろう。

「いいぞ、相手をしてやる」
「練習したから、コテンパンにしてあげる!」
はいはい、コテンパンね。頑張れ頑張れ。
僕は座布団に胡坐をかいて、コントローラーを握った。
恵は持参したディスクをセットして、電源を入れた。
最初は軽く手を抜いて、様子見するかな。

「じゃあ、始めるよ」
「お前、ドコ座ってんだよ」

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