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竜使いだった少年
官能リレー小説 - ハーレム

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竜使いだった少年 40

たとえば、お医者さんゴッコとかな。
ん?今、不穏な光景が、脳裏に浮かんだような。

「なぁ、昔、隣にナースが居なかったか?」
「浅原さんね?笙子お姉さん。お母さんより年上なのに、オバちゃんと呼んだら駄目だった人」
「お医者さんゴッコで、その人に凄い事をした記憶が…」
「泣かしちゃった時ね。あれから直ぐ、引っ越したね」
幼稚園の頃、現役ナースって事で、無理に誘って、遊んだことがあった。
幼馴染や妹を剥く感覚で、縛ったお姉さんを、皆で剥いたような気がする。
彼女が泣いた理由は、何だったか?

「泣かした理由て、何だっけ?」
「女の人のあそこに、散々悪戯したからでしょ」
ああ、禁断の記憶の門が開いた。
エロ医者ゴッコが、いつの間にかエイリアン観察ゴッコになったんだ。
エイリアンってのは、女性器の事だ。
子供心に、グロいって印象だったよな。

「股にエイリアンを、発見したんだよな」
「駆除するって、色々やったわね」
公佳が、遠い眼差しになった。
多分、今の僕も同じ表情だろう。

「思えば、残酷だったな」
「笙子さんは、豊が入院してた病院で、婦長してるよ」
なんと、世間は狭いな。
エイリアンを突付かれて、マジ泣きしたあの人が、ルイさん他2名を監督していたとは。
本当に、世の中は不思議だ。

「そうか、今度あったら謝って置こう」
「駄目よ、思い出させるほうが、残酷よ」
それもそうか。
幼稚園児に裸に剥かれて、泣かされた記憶なんて、忘れて置く方が幸せだよな。
変な方向に、話題が逸れたな。

「なぁ、お前もエイリアンに感染して無いか?」
「ばっ!何言い出すのよ!まさか、やる気?」
いや、冗談だけど。
そこまで過激に反応するとは、思わなかった。
あれは、洒落では済まない遊びだ。

「冗談だって、本気にするなよ」
「豊の冗談は、洒落にならないのよ」
(笙子さんみたいに、剥かれるかと思って、ドキドキした)
GOサインが出ているのか?
このまま、剥いてしまうか?
あれ?今、階段が軋む音がしたような…。

(やばい、ミサさんだ)
階段を忍び足で登ってくる、ミサさんの思念を感じる。
身振りで、公佳に敵接近中の信号を送った。
僕の合図を、正しく理解した彼女は、課題を解きかけのノートを開いた。
僕もプリントの続きに取り掛かった。
このあたりの連携は、長年の付き合いでお手の物だ。

その直後、ノックの後にドアが開く。
「ハァーイ、若者達♪…若いエネルギーぶつけ合ってるぅ?」
差し入れと共に現れたミサさんは誤解を招くような表現でニヤリと笑っている。
(公佳も何してるのかしら…絶好のチャンスじゃない!…襲うか、襲われるかすればいいのにっ!…その内にオマタがカチコチに固まってしまうわよ、もうっ…)
いや…大半はミサさんの野次馬根性が妨げてるような気がするんだけど…
公佳は邪魔だと言わんばかりの表情を隠そうともしてない。

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