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竜使いだった少年
官能リレー小説 - ハーレム

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竜使いだった少年 35

オプション部品のミサさんも、食卓についている。
コーヒー片手に、経済新聞を流し読みする、いつもの光景だ。
どうでも良いけど、うちの人間は誰も読まないのに、経済新聞を購読している。
どれだけ家の生活を侵食すれば、気が済むのやら。
冷静に考えれば、sneg?(それ何てエロゲ?)な光景だ。
感覚が麻痺して、何とも思って居なかったけど。

「お早う、二人とも目が覚めたみたいね」
(ふふ、三人で眠るのは久しぶりだったわね)
母さんがキッチンから出てきた。
不穏な思念は、無視だ。気にしたら負けだと思う。

『豊、ゆたか、ユタカ!お願い、帰ってきて!!』
その時、エリルの声が聞こえてきた。
え?マジ?このタイミングで召喚かよ!?
目撃者四名。マジ、ばれる。

そんな訳で、僕は異世界に召喚された。
そこで何が起きたのかは、官能リレー/ハーレム/竜使いの少年 第二部を読んで欲しい。


ピカッと光って、ファンタジー世界から帰還しましたよっと。
半狂乱になっている四人の前に、再出現です。
母さん、誰に電話してるの?
警察とかだと困るんですけど。

「いったい、何があったの?」
(何も無い場所から、出現したけど)
「何がって、何が?」
公佳には素っ呆け作戦だ。何も無かったで押し通す。
無理だと思うけど。

「お兄ちゃん、逞しくなってる」
(うきゃーん、カッコいいよ!!)
「ああ、カッコいいだろ?兄ちゃんが本気を出せば、こんなもんだ」
どんなもんか、自分でも解りません。
恵は素直に受け入れているから、良いけど。
妹の馬鹿なところは、こんな時は有難い。

「豊はやればできる子なのよね。やっぱり母さんの子ね♪」
「うん、ソウダネ」
母さんの天然ボケに、突っ込みを入れたくてウズウズする。
ここは我慢だ。

「大人しく白状しないと、ヴェトンの中身、ばら撒くわよ?」
(公佳の反応が見物だわ)
「ごめんなさい、すいません!」
マナミさんのエロ鞄の中身を暴露されたら、殺されてしまう。
当たり障りの無いよう、少しだけ事情を話そう。

「えーと、神隠しに遭って来ました。何が起きたかは、神様に口止めされて言えません!」
「そんな理由で納得できると思ってるの?」
「納得してあげるしか、無いんじゃないの?頑固だから、白状しないと思うよ?」
「お母さん、お気楽過ぎるよ!!」
頑張れ、ミサさん。公佳を説得してくれ!
生まれて初めて、おばさんを応援したかもしれない。

「神隠しなんて馬鹿な話、ある訳無いじゃない!」
相変わらず、お堅い考えの幼馴染だ。
母をフォローする為に、堅くなったんだろうけど。

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