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竜使いだった少年
官能リレー小説 - ハーレム

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竜使いだった少年 4

「もう、仕方がないなぁ。私が食べさせてあげる」
そう言うと、もう一膳の割り箸を折ってカツ丼を一口つまみ上げる。
アーンって食えと言うのか?妹の手から?

な ん て 羞 恥 プ レ イ な ん だ 。

まぁ、仕方あるまい。向こうの世界でかなり耐性が付いたし。
小さい頃はままごとで良くやったシチュエーションだ。
さっきは幼馴染の口移しも堪能したしさ!
毒を食らわば、皿まで!

僕は、アムっと食べた。肉がゴムみたいだ。普段なら噛み切れるけど、今は無理。
無理やり飲み込むと、苦しくて涙が出てきた。

「美味しい?涙が出るくらい美味しかった?」
「…あ、ああ…久しぶりのご飯だからね」
なんというか、嫌といえない気の弱さが出た。
兄は美味くて泣いたんじゃない、苦しくてないたんだ。と心の中で泣く。
フォアグラにされる、鴨の気持ちがわかる。
あれだ、愚妹は愚かな妹だから、愚妹と呼ぶわけだ。
察しの良い妹は、愚妹とは言わない。けど、察してくれ。

苦労してカツ丼と牛カルビ弁当を丸呑みして、バナナ6本と大プリンを完食した。
普段でもこんな量は食べないってのに。弱った人間を気遣って欲しいものだ。
もしかして、兄に対する地味な嫌がらせとか、復讐ではあるまいな?
食事を終えた僕は、話す気力すら無くして、眠った。
妹は色々話しかけていたが、すまん。体力の限界だ。

強い尿意を感じて目が覚めた。
妹はまだ居残っていた。プリペイド式のテレビを見ている。
ニュース番組なのだが、裏山の映像だ。家庭用ビデオは、僕の救出劇を捕らえていた。
あれ?これ、全国区の放送じゃないか?

「なぁ、これ、ドッキリ映像とかじゃないよな?」
「あ、お兄ちゃん目が覚めたんだ。ニュースだよ、これ。レスキューが出動したり大騒ぎだったんだから」
聞けば、岩の隙間から足が抜けなかったため、レスキューが出動して岩を割ったのだと言う。
近所の野次馬も詰め掛けて、救出成功したときは大拍手だったと言う。

「これじゃ、恥ずかしくて出歩けないな」
「死んじゃうところだったんだよ。助かって良かったじゃない」
妹に睨まれた。
死ぬのに比べれば、些細なことだけど…。これ、僕が考えたシナリオなんだよな。
全く予想外の方向に転がったけど。

「遠藤さん、面会時間は終わりですよ」
「はーい、じゃ、お兄ちゃん、また明日ね」
妹はご機嫌な様子で帰った。
…何がそんなに嬉しいのだろう?

「遠藤さん、夕食です。食欲はありますか?」
「差し入れを食べたので、ちょっと胃が重いです。それより、オシッコが…」
「ああ、判りました。少し待ってください」
おっとりとした雰囲気に似合わず、素早く準備された。
パンツをずらした時、彼女がギョッとした。やっぱり大きさに驚いたのだろう。
一瞬の硬直後、何事もない表情で介助してくれたお陰で、たっぷり排尿できた。

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