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竜使いだった少年
官能リレー小説 - ハーレム

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竜使いだった少年 13

なんつーか、健気に使い走りに行ってくれる妹が、滅茶苦茶可愛いんですけど?
布団の下で、肉棒が無節操に勃起し始める。姫ドワーフで、膨らみかけの味も覚えたからなぁ。
もう、あれだ。僕って獣?母でも妹でも欲情する変態だ。

「あら?あの子は?」
「僕の飯を買うって出かけた。あいつ、小遣いピンチじゃないか?昨日も飯買ってきたし」
「あらあら、後でお金を渡しておこうかしら」
(ふふ、昔のような仲良し兄妹に戻ったわね)
(嫌い嫌い言いながら、ブラコンとシスコンのコンビなんだから)
母さんの生暖かい笑みと、幼馴染の思考が痛い。

「た、ただいまー」
愚妹が走って帰ってきた。どれだけ全力疾走してるんだよ。ほとんど時間が経ってないぞ。
犬を褒めるように撫でてやって、弁当を受け取る。
片っ端から食べた。食えば食うほど、妹は喜んでいた。幼馴染と母さんは、呆れていたけど。
一通り食事をして、また眠った。眠るごとに力が回復してくる実感がある。
話そうとする妹には悪いが、眠る。今は体力回復のほうが大事だ。


目が覚めたら、日が暮れていた。
なんか、このパターンが定着してきたな。
面会時間は終わったらしく、誰も残っていない。
夕食が配膳されてきたが、相変わらず粉砕されたおかずだ。
固形物にして欲しいと、ナースに要望を伝えてみた。

明日にはまともな食事になれば良いけどな。
文句を垂れつつぺろりと平らげると、小便をしたくなった。
ためしに、歩いてトイレに行ってみると、貧血でよろめくことも無く、無事に排泄できた。

足を伸ばして、一階まで降りて売店を覗いたが、閉店後だった。がっかりだ。
アンパンでも買おうかと思ったのに。
ふと、カレーの匂いが漂ってきた。病院の前に、カレーチェーンの店があったはず。
僕は匂いに誘われるまま、病院から抜け出した。

こんな事もあろうかと、靴と財布は装備済みだ。
入店して、チャレンジメニューを頼んだ。合計3Kgのルーと米だ。
制限時間内に食べれば、無料になるらしい。
あちらの世界で習得した、ドラゴン流の食い貯め技の応用で10分後には完食した。

「お代わりできますか?」
「申し訳ありませんが、お一人様一度限りのチャレンジとなります」
ウェイトレスのお姉さんは、引きつった笑顔で答えてくれた。
証拠写真をポラロイドで撮影して、記録ノートに署名してから店を出た。
隣のラーメン屋の食い放題に挑戦してみようか…。
いや、また今度にしよう。腹八分というし。


翌朝、回診にやってきた医者が、僕の顔を見て驚いていた。
一晩では有り得ない位、太ったからだ。
太ったといっても、窪んだ場所に肉が付いただけだ。
ミイラのような顔が、ちょっとやつれた程度にまで回復した状態といえば良いだろうか?

「いったい何があったのかね?」
「夜に抜け出して、カレー屋で3Kgのメニューに挑戦してきました」

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