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竜使いだった少年
官能リレー小説 - ハーレム

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竜使いだった少年 12

(ううー、キスの事が忘れられなくて、顔をまともに見れないよ〜)
僕の顔を見て、二人とも気まずい思いをしてるみたいだ。
何か、気を紛らわせる話題を振るのが、無難かな。

「かなり体力が戻ってきたよ」
と言って、車椅子から立ち上がって見せた。
血液が足りなくて頭がフラフラするけど、精気が満ちているから力は十分に出せる。
筋力が減っているから、瞬間的な力はまだまだ足りないけどね。
少しふらついたら、母さんが慌てて支えてくれた。

(この子ったら!…こんなに細いのに…あんなペ○スなんて……あんなの入れたら私…!!って、私ったら何考えてるのかしらっ!…でも…でも…あの立派な…あの人より凄いしっ!…)
抱き止めてくれた母さんの混乱がダイレクトに流れ込んでくる。
こっちは母さんの豊満で柔らかい胸の感触がかなりいい事の方が気になっていたが…母さんだって女だもんな。

あっちの世界で熟女を何人か抱いたものだから、母さんまで性欲の対象になったみたいだ。
ふわっと漂ってきた女のにおいに、勃起しそうになる。
全く、僕の節操の無さは病気だな。肉親に欲情するなんて。

気を紛らすために、見舞いの果物からバナナを取って食べてみた。
うまい。胃に収める端から全部、体に吸収されていく感じがする。
あっという間に1本食べて、2本、3本と貪る。気が付くと一房全部無くなっていた。

「そんなに食べて、平気なの?」
「うん、胃袋もきつく感じない。昨日は食べるのが大変だったけど」
「これ、食べてみる?」
(コンビニで買わず、自分で作ってくれば良かったのに。失敗したわ)
幼馴染が、サンドイッチをくれた。遠慮なく頂くと、あっという間に食べ終えた。
もっと食べたい気もしたが、程々が一番と母さんに諭されたので、眠ることにする。
胃袋に血液が集まったからか、異様に眠い。


昼の配膳の気配で目が覚めた。枕元には妹。見舞い用に持ち込んだ漫画を、読みふけっている。
「母さん達は?」
「お昼を食べに出かけた」
「お前は?」
「家で済ませてきた」
どうやら朝の襲来の後、帰宅してきたようだ。
配膳されたのは、ミキサーでぐちゃぐちゃにされたおかずだ。
相変わらず不味いが、体が欲するので全部食べる。うぅ、固形物を食べたい。

「まだ食べ足りないの?」
「まぁな。ぐちゃぐちゃのおかずだと、食った気がしない」
「何か買ってきてあげる!」
「小遣いは大丈夫か?昨日も使っただろ」
「大丈夫!お兄ちゃんみたいに無駄遣いしてないから」
(うう、本当はピンチなんだけどね)
本当に、これが生意気生物の愚妹なんでしょうか?
テレパシー能力の欠陥を疑いたくなる状態だ。

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