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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 98

昼休み屋上での淫行を目の当たりにされていた春菜は、自ら僕を部室へと誘った。
その様子をしっかり見ていた桃も現れ、結局3Pとなる。
桃がエロイのは今に始まった事でもないが、春菜ちゃんも随分と積極的になったものだ。
告白を受けたあの頃とは違う。
時には快楽を貪るように自ら腰を振り、動物的にその美しい肢体を蠢かす。
しかしそこには未だ恥じらいがあり、初さがあり、何より僕への深い愛がある。
僕はその愛に応え、愛のしるしを彼女に注ぎ込んだ。
桃は完璧に空気を読み解き僕らのサポート役に徹し、2人の結合部、
僕と春菜へ平等な舌愛撫を施していた。
僕は改めて思う。桃がいなければこのような幸福は決して得られなかった、と。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「こん、こん」
僕はいつしか、しばし眠り込んでいたようだ。
ノックする音に気付き、玄関へと向かう。

「…ね、ねえ、ちょっと上がってもいい?」
そこには恭子の姿があった。
大抵隣にはルンがいるものだが、どうやら今は一人らしい。
「え、あ、ああ。どうぞ」
(恭子と2人きりなんて初めてか。なんかちょっと気まずいかも…)
彼女は俯いたまま靴を脱ぎ、無言のまま歩を進める。

上がるなり台所へ向かい、手に持ったスーパーの袋から中身を取り出し始めた。
干物や野菜や豆腐、タッパに詰めた酢の物や漬け物など、実に家庭的な食材が並ぶ。
「おい、突然やってきてどうしたんだ?」
「ゆ、夕ごはん……どうせまだなんでしょ?仕方ないから用意してあげる。
 ほら、邪魔だからあっち行っててよ」
恭子は顔を赤らめ、僕の背を押して別室へと追いやった。

数分後。
「はい。出来たわよ」
食卓には純和風の品々がキレイに配されていた。
見方によっては質素ともいえたが、バランスのとれた、僕好みの献立でもある。
「おーどれもちゃんと美味しいよ。これ、本当に恭子が作ったの?」
「し…!失礼ね!こ、このくらい作れて当然なんだから」

(恭子にこんな一面があったとはなあ)
恐らく彼女なりの僕への愛情表現なのだろう。
これまでは変態的な素性にしか触れてこなかったように思うが、
恭子も普通の、一人の恋する女子高生なのだ。
キャラと異なる自分に戸惑いと恥じらいを見せつつも、その表情の奥には、
恋人へ尽くすという喜びが垣間みれた。
(いつも仕事で忙しいはずなのに、こうして僕の為に…)

「……!あ、あんたなに人の顔見つめてニヤケてるのよ。
 ほらもうっ、て、ててテレビでも付けましょ!」
ぽち。

画面に映し出されたのは現在高視聴率を続けている連続ドラマであった。
とある美少女高校生が毎週事件に巻き込まれ、難事件、あるいは強大な敵に立ち向かってゆく。
こう聞くとどうもどこにでもある子ども向け3流ドラマかと考えるだろう。
しかしこのドラマは、迫力に妥協の無い戦闘シーン、裏をつく時にシリアスな展開、
シュールでいてハイセンスな音楽や演出の細部、まさにちびっこから目の肥えた大人達まで
充分にのめり込める、新時代のエンターテイメント大作と言って良い。

更に、人気のわけはもうひとつ。
(お、今日のは魔法少女か。これもなかなか…)

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