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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 93

「あれ?なにこれっ?」
玄関には鍵がかかっており、張り紙がある。
「学生寮への手続きは済ましておきました。あとはよろしく(ハート)母より」
(ず、随分勝手な!)
悪い親ではないのだが、何かと行動力が早過ぎるのだ。
普段僕と蜜柑しかいないこの家では無駄に広くて何かと不便であろうとのこと。
今春から学生寮が開設されると聞き、家は早々に売っぱらったようだ。
そして両親はまた、仕事で海外へと飛んだ。

学生寮とは例の旧校舎である。
あっという間に完成したものだ。
向かうと僕と蜜柑のそれぞれの部屋には荷物が届けられており、居心地も悪くなかった。

(というか、良すぎるだろこれぇ…)
僕にあてがわれた部屋はあの、元・肉奴隷教室。
広めの部屋には相変わらず大きなベッドがデンと配され、コスプレ衣装等もそのまま。
さらに準備室と反対にある一室も僕所有の部屋とされており、
こちらにはリビングや台所、浴室やトイレなどがある。
他住人の部屋もそうだが、とても元は教室であったというような感じもなく
すっかり見事に寮としてリフォームされていた。

部屋は快適。校舎もすぐそこで遅刻の心配も無し。
こりゃいいやと思っていた僕だが……
幸か不幸か、ハーレムメンバーらもこの学生寮へぞくぞくと引っ越して来たのだった!
寮暮らしとなったメンバーらは議論の末、平等に僕との時間が得られるよう、
ローテーションで朝のお目覚め奉仕を行うことになった訳だ。

寝ている間に人が僕の部屋に押し掛けるなんて、いささか気持ちの悪さもあったが
実際、フェラチオされながらの覚醒は、味をしめたらもう…
これ抜きには朝起きられない!というほど。
すっかり僕は病み付きになってしまったのだった。


「ふう、あっという間に着いた」
桃たちと朝食(蜜柑が用意してくれた)を済ませた僕は、寮を出て歩いて30秒、
校舎昇降口にきていた。

「雄斗君!また同じクラスだったよ!」
「今年もよろしくなーリュウキぃ」
春菜ちゃん、リサミオが僕に声をかける。
ちなみに彼女たちも寮暮らしを始めたメンバーである。
廊下ではクラス替えを知らせる表が張り出されてあるようで、
あちらこちらで歓喜、あるいは落胆のざわめきが聞こえて来ていた。
(うおぉぉ!また春菜ちゃんと同じクラスか!)
表に目を通すとララと静も同じで、他もほとんど一年時と同様の名が並ぶ。

「……古手原、唯?……って、あの古手原か?!」
「あなた、いきなり人を悪者みたいに言わないでよね!」
そこにいたのは古手原唯(こてはらゆい)。
彼女は同学年ではきっと知らぬものはいないであろうという有名人である。
何故有名かというと……

「ちょっと佐多理さん!このスカートは少し短い過ぎるんじゃないかしら?」
「へ?そーかなー」
「籾乃さん、なにこの明るい髪色は?!」
「げ!に、逃げろーっ」
そう。彼女は誰もが恐れる、超厳格な風紀委員なのである。

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