PiPi's World 投稿小説

僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 87
 89
の最後へ

僕と桃のハーレム計画 89

「確かにあのお薬は一時的に興奮を強めますが、基本的には勃起をしばらく持続させる
 効能しかありませんわ。それも、もうすっかり切れていい頃なのに…」
「そんなっ。
 じゃあ、言葉遣いが乱暴になったりとか、そんな効果も…」
「ありませんよ。
 つまりゆう君は自分の力で、立派に男らしくなれたってこと」
脇の綾が微笑んでみせる。

そうだったのか。
確かに、僕は自然に、本能に従って快楽を貪った。
これまではどうしても出来なかったような性技を、夢中で指示してこなせた。
それはずっと秘められていた僕の、サディスティックな欲の発見でもあった。
(まるで、築かれたハーレムの「主」、そのものじゃないか…)

僕は、何を恐れていたのだろう。
再度あたりを見渡す。
そこには20人の恋人達の、それぞれの表情。
共通していえるのは、全員が、確かに満足感を抱いているという事実だ。
「これで、よかったんだ…」
ここにきて僕はようやく、自分がこのハーレムの頂点に君臨する主であると、
身にしみて認識することが出来た。
何も恐れるものはない。
僕は男として、彼女達の恋人として、堂々と求めれば良いのだ。
彼女達は僕に従い、尽くし続けてくれるだろう。
今なら信じられる。
それこそが、彼女達の喜びに他ならず、ハーレムの然るべきゴールなのだ。
たとえこの先、僕が誰かを傷つける日が来たとしても、
それを恐れるべきではない。
失敗したってかまわないのだ。
僕らには互いが責任と敬意を持って、困難を砕くだけの絆があるのだから。

「けどまだ、野獣と呼ぶには…優し過ぎるかしらね」
曜子は自らの胸を口に寄せ、乾きつつある精液をひと舐めした。
「そ、そうかな…
 でもまあそれはこれから、こうして完成したこのハーレムで、磨いていけるさ」
(こうして僕ら21人はいつまでも、幸せに暮らしたとさ。
 めでたしめでたし……)

「完成した…?」
リサが首を傾げる。
「何いってんだ?あたしらだけじゃ、あんたみたいな絶倫スケベち○こ、
 さばききれないじゃんか!」
奈々が照れと戸惑いを含ませて言い放つ。

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す