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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 75

「く、雲乃!いやいや、なんでもないよ」
考えが独り言として漏れていたようだ。危ない危ない。

とはいえ、雲乃は僕とあの5人の関係はもう見て知っちゃってる訳だよな。
なんとも思わないのだろうか。
……別にそこまで気にする事もないか。
彼女達3人はあくまで、紗季先輩に仕えるメイドでしかない。
紗季先輩の単なる友人の一人である僕が、誰とどう愛し合おうが…
いや待て、紗季先輩が僕を好きである事を知っているとしたら?
お嬢様以外の女と寝て…不謹慎だわ!とか?
あるいはハーレム計画も知っていて、紗季先輩も他のみんなも同等に僕の恋人だと、
そこまで知っているとしたら…?

「ああお嬢様危ない!全くもう、見ていられませんわ」
晴美もベランダへ。
下のコートでは春菜ちゃん・桃ペア、紗季先輩・ルンペアが対戦中。
勢い込んでいた紗季先輩だったが、へっぴり腰であたふたやっている。

(2人とも、いい尻だな…思いっきりぐにぐにしたいぜ)
柵に肘をついて観戦する雲乃と晴美。
頭ではつい、可愛い女の子なら誰彼構わずいやらしい目で見てしまう。
健康男子として、当然と言えば当然ではある。
だが僕はあくまでも、想い合う者同士のセックスを望んでいる。
(きっかけさえあれば…僕の方から、主として…!)

ピーンポーン。
「はい、あらもう着いたの?今迎えに行きますわ」
受話器を取った晴美が相手に告げる。
「お姉ちゃーん、誰か来たの?」
「ええ……私が呼んだ、例の娘達よ」

「「こんにちわー!」」
晴美に連れられて、少女達が元気よくリビングへとやって来た。
僕も雲乃の指示で連れてこられている。

「あれっ?蜜柑のお兄さんじゃないですかー?」
「ん?そうだけど…?」
少女のうちの一人が、僕を見るなり指を差して言い放つ。
「なにぃ?!これが例のみかん兄貴かあ!みかちんはあんなに可愛いのに、全然似てないや!
 うーむ、けど、まあまあタイプだなー」
「や、やめなよまなぽん……いきなり失礼、だよぅ」
その裏には同じ年頃の少女が2人。
ひとりは僕を見るなりしげしげと観察を始める。
顎に手をやり、僕の顔から体格、全身を隈無く凝視……まさに、穴が開きそうな程である。
そのすぐ隣の少女は顔を俯いたままだ。
右にいる無礼な元気娘の、肘先のパーカーを指でつまんでいる。
前髪に隠れて顔は見えないが、いかにも大人しそうな印象だ。

「あら、おぼっちゃまのお知り合いでしたか?」

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