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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 74

ドア付近にはくすくすと笑う、雲乃が立っていた。
「けどまあ……まずは皆様、軽くシャワーを浴びた方がいいのかな?」
「…うわわ!い、いやこれはその違うんだ雲乃ー!」

布団もかけていない全裸の僕。
律儀に朝勃ちした愚息が、恥かしげもなく露となっている。
それだけならともかく。
僕を囲んで未だ夢の中の5人の少女も全裸、
しかもかぴかぴに乾いた昨夜の迸りが付着したままである。
これは明らかに……たくさんヤリました!って感じ。

雲乃は興味深げな微笑のまま去ってゆく。
(恥ずかしいぜ…弁解のしようもない)
雲乃達は僕とみんなとの関係など知らない筈。
しかしまあ、いずればちゃうのだろうとは思っていたが…
とにかくみんなを起こし、こそこそとシャワーを浴びる僕らであった。

食堂。
もはや我が家のような、いつもの光景とも思える。

「はるなー、またテニス教えてくれよー!」
「あ!私もやってみたいな」
「裏庭にコートがありますわ。わたくしも春菜さんとお手を合わせたかったのよっ」
食事を終え、みんなは外へと出るようだ。
「お、お前も一緒に来たらどうだ…?
 …てて、テニス部員なのだからな一応!少しは役に立つだろうっ」
凛が視線をそらせつつ、僕を誘ってくれる。
「悪りぃ、今日は家に居るわー。僕はベランダから見てるよ」
「そ、そうか…」
僅かにしょんぼりとする凛。僕に来て欲しかったのだろうか…?
しかしなんだか今日は、家でゆっくりしたい気分であった。
晴美が淹れてくれたコーヒーを飲みながら、僕はテニスに興じるみんなにちゃちゃを入れたり、メイドとして働く3人をぼんやりと眺めて過ごしていた。

昨夜の桃との会話を思い出す。
(「まだまだハーレムは始まったばかり」って……どういう意味でなんだ?)
今のメンバー14名が全員出揃って、これからもずっとよろしく、って事か?
しかし展開からすれば…あのメイド3人もメンバーに加えて、
そして今後益々ハーレムメンバーは増えてゆくんですよ、って事……か?
「これ以上増えちゃって、大丈夫なのかな…」
どうしてもまだ心配は拭えない。
だって普通、そうだろう?
いくらなんでも、そんなに大勢を相手にするなんて。
ましてやこんな頼りない僕にどうしろと…

「ふへぇ?何か言いましたか?」
近くにいた雲乃がベランダへとやって来た。

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