PiPi's World 投稿小説

僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 37
 39
の最後へ

僕と桃のハーレム計画 39


「随分元気がなさそうね?雄斗君」
声がして僕は顔を上げる。
そこには曜子部長が腕を組み、門にもたれかかっていた。
「この間は本当にごめんなさいね。もう腫れは引いたようね」
「部長……どうしたんですか?恋人でも待ってるとか?」
「もう何言ってるのよ、さあ、ついてきて」
僕は先輩に手を引かれ、ずんずんとどこかへ連れてゆかれる。

「私、もう車の免許を取ったの。ちょっとドライブに付き合いなさい」
さすがは我らテニス部部長、何でも着手が早いな。
けど高3の今の時期ってもう免許とれるんだっけ?
それより卒業は…?冬には普通3年生は部活引退では…?
なんだかこんがらがってきた。
まあ後で、のびの○太や磯野カ○オにでも聞いてみるとしよう。

学園のすぐ近く、ちょっとした空き地に曜子先輩の車は停まっていた。
そこには、馬鹿でかいリムジンが……!
…あるわけもなく、型の古いシックな白いセダンがあった。
「母のお下がりなの。オンボロだけど、かえって乗り心地はいいわ」
僕は助手席へ座り、車は走り出した。

「どこへ行くんですか?」
「そうね、まずはあなたの家へ。荷物を用意してきなさい。
 宿泊が長引く事も有り得るし……服と下着を何枚か」
「え?宿泊っ?」
曜子先輩と2人っきりでお泊まり…?!あらぬ想像が僕の頭を駆け巡る。
(いかんいかん、そうやってすぐに僕はエロい事を…)
部長は横目で僕を見、優しくくすりと微笑んでいる。
「目的地に着けばわかるわ。さ、家はここでしょう?」
案内もしていないのに、車は何故かもう僕の家の前に着いていた。

どうも怪しい。
一体僕はどこへ連れて行かれるのか…
とはいえ他にとくにすべき事もない。
(もうどうにでもなれだ。どうせ桃達とはもう……)
僕はとりあえずの着替えを鞄に突っ込み、曜子先輩の待つ車へと戻った。
そういや蜜柑はまだ学校か?まあ後で電話すればいいだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

僕らを乗せた車は小一時間ほど走り、人里離れた見知らぬ土地まで来ていた。
右手には大海原が望める。
「そろそろ見えてくるはずなんだけど…あ、雄斗君!あれよ」
岬にそびえる白亜の宮殿…?お金持ちの別荘か何かだろうか。

ほどなくして目的地に到着する。
曜子部長はどことなくわくわくした表情で、その豪邸の庭へと進入する。

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す