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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 22

「つまりね雄斗、奈々は雄斗の事がずっと大好きだったの!」
え…!これまでそんなそぶりは一度も…
「奈々はいつもは本音しか言わないような子だけれど、好きな人の前では塞ぎ込んでしまう。
 それは、コンプレックスからなの。
 奈々はその人を想えば想うほど、自分のガサツな性格や言葉遣い、
 子どもっぽい体つきを気にしてこれまで告白できずにいた。
 自分ではその人を心も体も満たす事が出来ない…そう考えて勝手に一人で諦めていた」
奈々は湯気が出るほど赤らみ、視線をきょろきょろ彷徨わせている。
「いつしか自分の姉と妹も彼に恋焦がれ、先を越されてゆく…どうしたらいいの…
 そこで私は教えてあげた。彼はそんな些細な事で人を嫌うような方じゃないって。
 勇気を持って想いを告げてみてと。…けれど、あの様子でまだ照れっぱなし…
 まったく先輩も超鈍感・奈々もつんつん、これでは先へ進めませんわ」
「…とゆうわけなのだよ!」
ほぼ全てを桃が説明してくれ、僕はどう返したものかと言葉を探していた。
「……お、おまえ憶えてるか…?みそ汁こぼした時のこと…」
!まさかあの時に奈々は僕を?

桜も散りだした頃、登校路で知り合い仲良くなった蜜柑と奈々。
あの頃奈々は一人でよくうちへ遊びに来ていた。
僕がコーヒーを淹れようと台所へ向かうと奈々が手にしたみそ汁が思い切り僕の
腹部にぶっかけられた。慌てる奈々。
「すすすみませんお兄さん!あ、熱くなかったですか?!」
「大丈夫大丈夫。たいした事ないよ、気にしないで」
実際かなり熱かったが、僕は確かそんな対応をした。
「次の日、洗っても落ちなかったその制服で学校行って、クラスのみんなに
 からかわれてるあんたをこっそり見てたんだ…なんて事ないふうに笑ってた…」
そうだった。自分でこぼしちゃってさぁと言ってごまかしていた。
「けどそんなたいした事…」
「ううん、わたしには嬉しかった。それに、それはきっかけ。
 それから蜜柑の家へ行く度、どんどんあなたのいいところ…みつけた」
奈々が顔を上げ、僕に近づく。
「わたし、お、お前が……好き。」
僕はあまりに可愛い奈々の頭をぎこちなくも撫でてみる。
「ありがとう。口は悪いがそれは奈々の個性だ。僕は奈々といると自然と笑顔になる」
「ご主人様……」
僕らは重なり合い、どちらともなく口づけを交わした…

「もうご主人様、いつまでそうしているおつもり?」
「奈々がんばったねぇ、お姉ちゃん嬉しいっ」
そして封切られた真の3人メイド奉仕。
僕の大好物…、姉妹丼のコンプリートである。

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