PiPi's World 投稿小説

僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 179
 181
の最後へ

僕と桃のハーレム計画 181

リサはめざとく、僕の邪な性的願望を見抜いていた。
目の前にOカップはありそうなツンデレ爆乳美少女ウェイトレスがいるんだぞ?
いくら他に彼女がいようが、男子の鼻の下は条件反射で伸びてしまうものなのだ。
もしかして僕に気がある?なんて妄想しちゃって何が悪い。
…なんて、心の中で反論するだけ、僕もまあまあ肉食系らしくなってきたな。

厨房には、色違いのウェイトレス衣装に身を包んだ3名がいる。

ミディアムロングな髪を肩ほどでツインに結った、月影(つきかげ)アイ。
どこか事務的で機械的にも見えるが、テキパキと仕事をこなせそうな出来た娘だ。
しゅっと細身だがボーイッシュな印象の、忍里(おしり)かすみ。
いかにも快活でなにかと乱雑。とはいえ要領よく調理作業に勤しんでいるようである。
そして残るは水戸賀奈月(みとがなつき)だ。
厳格でありながらどこか温厚、優しげのある顔つきで、清涼感ある黒髪をなびかせている。
なんでも由緒ある剣術一家の娘らしく、なるほどいわゆる大和撫子風の美人さん。

芽依理と未亜は普段からここでバイトしているが、人手不足だか何だかで彼女らは急遽
狩り出されて働かされていた。その為か、厨房からは物がとっちらかる騒音が絶えない。
ちなみに3人とも未亜・芽依理と、つまり僕と同じクラスだ。

しばらくして。
「ほ…ほら、出来たわよ。し、失敗作なんだからあんたが適当に処理しなさい!」
芽依理はそっぽを向きながら、僕の前にことんと皿を並べた。
「失敗作?これが?」
湯気を立てる料理は、どれも見るからに食欲をそそる洋食のフルコースだった。

試しにスープを一口すする。うむ、美味しい。
ハンバーグをつまんでみる。めちゃくちゃ、美味しい。

「はっはーん芽依理ちゃんってば。とっくにわかっちゃいたけど、超強力なツンデレ属性って
 わけかぁ」
ミオがしげしげと値踏みする。
「は、はぁ!?なな…!ななななななっなんで私がこんなアホ男子…!前々からなんとなく
 気になってなんか、い、いないんだからねっ!?」

「芽依理殿、それでは本人の前で告白しているようなものではないか」
「えーずっるーい!わたしもダーリンに愛の告白するーう!」
「かすみさん、ワタシも含めてこんな大勢に告白されては、愛しのユウト様がお困りに
 なってしまいます」
奈月・かすみ・アイがやってくる。
「へっ!?…ぐ、むむむぅ!……そ、それもこれも!あんたらが全然料理作れなかったから、
 それで仕方なく私がこいつのご飯なんかをー…!」

「ちょ、ちょっとみんな落ち着いて!そんな軽い気持ちで告白なんて!」
人の事は全く言えないのだが、恥ずかしくなった僕はとにかく常人ぶってみる。
かすみなんかは確かに以前から僕を「ダーリン」と呼んでからんで来てはいた。
それにしたって実際、それはきっと他愛のないおふざけだったと思うけど…?


「(はぁーぁーせんぱいったら。やっぱりまだまだ、ハーレムの王には程遠いねー)」
「!?」
この声は……この、心に直接語りかけてくる感じは!
僕は声を感じた方へ顔を向ける。そこには。

「め、芽亜……!」
少し離れたテーブル席、どことなくジト目にも似た、怪しい微笑を僕へ見せる芽亜。
ったく。いくらスケベな僕でも、そうぽんぽん望んで恋人を増やしたい訳じゃない。

「(まーたまた強がっちゃってー。ねぇせんぱい?かわいい女の子と、
 いっぱいいーっぱい、交尾したくないんですか?そんなの不自然ですよー)」
にたにたと芽亜は、再び僕の脳内へ語りかけていた。

(お、おい芽亜聞こえるのか?そんな、男子はエロい事ばっか考えてるなんて
 思ったら大間違いだぞ!愛の延長線上に性的な欲望が生まれるのであってだな…)
僕はアイコンタクトとともに、脳内で彼女に語りかけてみる。
「(もーせんぱーい!そんな上辺だけのセリフより、もっと心の奥にある
 せんぱいのキチクでえっちぃ感情まで、私に筒抜けなんだよー?)」
ぎく…!
まさか僕が本当は、可愛い女子なら誰のでも美ワキをすーはーくんかくんかして、
更におヘソや尻穴までしゃぶり回し、当然生ハメ膣内射精し、ボテ腹大ハーレムエンドを
達成したい、などというところまで芽亜には判っちゃってるのだろうか。

「もっちろんだよー。だからせんぱいには『王』の資格があるんです!」
…うわ…どうやら本気で筒抜けらしいぜオイ…
「んぁ?芽亜いきなり、王ってなんの話だー?」
「おぉー?メアにゃんにナナちぃも来てたのかー!ほらほらこっちおいでって!」

芽亜の隣りには奈々がいた。
テレパシー(?)ではなくうっかり実声を上げた芽亜に気づき、リサは僕らの席に2人を呼び
寄せた。

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す