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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 144

僕はその場でゆっくり身を起こした。
ひっついていた皆はバランスを崩し、マットはひっくり返ってしまう。

どぷーーん!
水中、もとい、女体の渦に投げ出された僕は、いくつかのなまめかしい柔肌を
泳いですり抜け、先程見えた黒猫たちを目指す。
特異な水着姿は水中でもよく目立った。

僕は彼女の華奢な腕を、ぱしっと掴む。
「な!い、いきなり何をなさるおつもり?」
「……黒猫、その水着よく似合ってるよ。僕の理想的な白スク少女そのものだ」
「な、なな何をおっしゃって……貴方の勝手な二次元趣味を現実に持ち出さないで頂戴」
(ぐ、確かに。けどこいつにゃ言われたくないわ…)
僕は何とか彼女の気を引こうとこうして褒めてみたのだが、
単に気持ち悪いセリフとなってしまったか?
いや、黒猫はまんざらでもなく、喜びの感情を見え隠れさせている。

それに僕の発言に嘘はない。
リアルワールドでここまで白スクを着こなすとは、ちょっとすごい事だと思う。
幼いカラダに、クールで美麗な顔つき。そのギャップが白スクにうまく溶け込んでいる。
(ああ、可愛いぞチクショウ。なんとか僕らの仲間に加えたい!)

「どれ、じゃあ僕が黒猫の発育をみてあげよう」
するりと腕を伸ばし、彼女を抱き寄せ背中を撫でさする。その手は次第に降りてゆき。
「うむ。お尻は案外いい肉付きなんだな」
「こらぁ…そん、な事言うな…!あぁっ、ふあ…!」
柔らか過ぎず硬過ぎず、きゅっと上向いた良質幼尻である。
黒猫は口では抵抗を示すも、腕は僕の首へまわし、ふるふると切ない表情で僕を見つめる。

(しかしまあ……初対面の女の子に、とんでもない事しちゃってるよな)
僕は一瞬、これまでの生活を回想した。
桃らに告白を受けたあの日、急展開の連続で夜には童貞喪失という地点まで至った。
けどあの頃より、僕の自発的行動、積極的な発言は確実に増えてきている。
やはり経験値によるものか。
もはや『女性は苦手な純情少年』というプロフィールは通用しないと僕自身思う…

「ちょっと!こいつは関係ないのに、暇で暇でくっついて来ただけなんだからねっ!
 ネクラ猫なんて放っといてっ……その、わた…わたしに…っ」
桐乃が黒猫を突き飛ばし、僕の腕の中へ滑り込む。
(まったく。照れ屋なメンバーが増えちゃったな…可愛いからいいけど)
はじめは奈々のツンデレぶりに首を傾げていたっけ。
鈍感な僕にはその好意が伝わりづらかったのだ。
そんな自分ももはや、桐乃の願望くらいなら見通せるまでに成長している。

「カラダを揉まれるくらい、誰にだってしてもらえるだろ?
 どうしても僕の、アニキの手でないとダメなのか?」
あえて意地悪く聞いてみる。
「ちょっ…調子に乗ってんじゃないわよー!べっつに!あああたしは何にも…っ」
「そうか、すまんすまん。じゃあ黒猫、あっちでもっとよく揉み合ってみようか」
「あぁーっ!あんたどこ行くのよ!?い、いいから早く私にも…!」
にやにや。
いつまでも彼女の照れ顔を眺めていたい気もするが、可哀想だから相手してあげるか。

「ほら、はじめから素直に『私もモミモミしてよお兄ちゃん!』とか言えばいいだろー?」
僕の右手は黒猫へ、左手は桐乃のカラダへ向ける。
「は…はあぁっ?なーに『お兄ちゃん(ハート)』って!?
 妹にそんな事言わせたいなんて…頭ヤバくない?きもっ」
「んだとぉー!……ご、ごほん。そうかすまんすまん。では黒猫と…」
「あぁーーんもおっ!この外道アニキぃ…!」

「なっはは。やっぱ新しい若い子が入るとにやにやしちゃうねーぃ。
 リュウキ一人じゃ足りないとこ、アタシが揉んだげるよーん?」
リサがよくクラスの女子にしているように、桐乃のモデルおっぱいを揉みしだく。
(レズ禁止とか言って……リサが一番、可愛い女の子にすぐちょっかい出してるだろ…)

ふと気付けば、黒猫は何かを欲するような眼差しで僕を見ていた。
そして、ごく当たり前のように唇を重ねる2人。
何度も言うようだが、こんな事、昔の僕では考えられない。

思った通りというか何というか、黒猫も僕に関心を抱いてこのキャンプに参加したそうだ。
桐乃が僕や蜜柑の話ばかりするようになり、いやがおうにも興味を持ったのである。

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