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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 126

ズルっ、ずずず…
そのまま下着は足首まで降りてしまい、古手原の甘美な花園が露見。
健康的且つ初々しい薄紅の花弁を、僕は一瞬にして目に焼き付ける。

「……ハレンチなーーっ!!」
古手原はあまりの恥辱にか、震える手で僕に拳を向けていた。
(こりゃ完全に嫌われたな……古手原がいる限り、クラス制覇は無理そうだ。
 せっかくいい調子で進んできたのに…)

「何でいつもパンツに突っこむんだ、アイツ…」
「お兄様、神業のような転びっぷり(ハート)」
「あっ、奈々にさやかちゃん!」
踊り場には腰に手をおいた奈々、まなこら同様メイドスクール一期生・さやかの姿が。

「実はセリナちゃん、私達のクラスに転入したんですよ」
「え、この子、中等部に入るような歳なの…?」
未だ照れながらも、セリナを抱っこしていた古手原がさやかに尋ねる。
確かにセリナが着る中等部の制服は、いささかぶかぶかな様子である。
「ふふ…紗季様が理事長に伝えて下さったみたいで、
 何かと都合がいい、私達のクラスに転入させたようです」
(なるほど。さやか達がそばにいれば、まうまうしか言わないセリナだって
 学校生活をうまく送れそうだ。あっぱれ、天ヶ院家の力)

「あー!雄斗たちがまたなんか面白そうにしてるよー春菜ーっ」
セリナのせい(おかげ?)でわーわーやっている僕らを見つけ、
ララと春菜ちゃんがやってきた。

「おーちょうど良かった。みんなに紹介するよ!」
奈々の後ろにはもう1人、女の子の姿があった。
「同じクラスのトモダチ、クロシキ・メアっていうんだ」
「初めましてー!」
「わー!あなたが奈々の新しいお友達?ヨロシクねーっ」

黒式芽亜(くろしきめあ)。
愛らしく上向いた睫毛、黒いくりくりの瞳、
細く三つ編みに結った箇所もある、印象的な赤毛のショートヘアー。
にっと僕を上目遣いする彼女に、僕は覚えがあるような気がした。
(どこかで会ったような…前に屋上へ続く階段にいたあの子かも。
 いや……別のどこかでも…?)

目を合わせていた僕と芽亜を、古手原と奈々がつつく。
「気をつけた方がいいわよ、あの人ハレンチだから」
「そうそう!ケダモノだからなっ」
「ハレンチ…って?」
「エロい事してくるんだよ!教えたろ!?
 アイツはスケベで優柔不断で、さっきみたいにフラついてはパンツ食ったりする
 宇宙一の変態ゼツリン男なんだー!」
奈々はあたふたやりながら、必死に僕をケダモノであると説明する…

「えっ、何がダメなの?それって生物として、ごく自然な欲求でしょ?
 …わたし興味あるんで、イロイロ教えてくださいね…せんぱい!」
「へっ……?!」
僕は彼女のあっけらかんとした大胆発言に、鼓動と股間を弾ませた。
「な・な・何言ってんだメアーー!」
「ハ…ハレンチだわあなた!!」

(……ちょうどいい頃合いで彼女を雄先輩に会わせたわね、奈々。
 それにしても古手原さん、あんなに慌てちゃって…完全にジェラシーよね…)
桃が何やら僕らを見やり、いつもの微笑をたたえている。
(私の読み通りだわ。これはチャンスを見つけて後押ししないとね。
 ふふっ、これからのハーレム…益々面白くなりそう)
桃が一体どんな計画を練っているのか、僕にはわからない。
トラブルに巻き込まれるのであろう事はまず間違いのないところだが、それでも。
僕は桃を中心にメンバーみんなを、心より信頼していた。
いい香りに満ちた女の園から得る快楽、そして信じがたい程の愛情。
僕は今、ハーレムエンドのアフターストーリーを生きているのであった。

古手原や芽亜を含め、ララ達にもセリナと知り合った経緯(Hは抜きで)などをざっくり
説明していると、午後の授業が迫る予鈴が鳴った。

「もうこんな時間っ?まったく…あ、あなた達といるとロクな事がないわ!
 急いで戻らなきゃ。みんなも早く教室へ行きなさい!」
流石は古手原、生真面目だ。
しかし何故そうしていちいち、照れたような顔をするのだろう。

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