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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 119

「なーなーリュウキ、このパソコン講習いっしょに受けようよー。
 今日は偶然にも、フラゲしたこの極エロ美少女ハーレムゲーもあることだし…」
「な、本当かミオ!……って、いでぇ?!」
学級委員長・薫が、僕の頭めがけてチョークをすっ飛ばしてきた。
「そこ、何を騒いでいるの。隆起くんは特に…その、頭がおかしいんだから!
 まじめに選ばないと成績に響くわよ」
「へ、へーい…」
(ったく、委員長は。さては妬いてるのか?)

「じゃあ雄斗!科学にしよーっ。なんか実験とかやるみたいだし!」
「おお、面白そうだな」
「へへーん、じゃあ決まりねー!」
ララの意見に乗って、僕は科学を受講する事にした。
早速僕とララは校舎の一番奥、第一理科室へと向かう。
普段授業で使うのは大抵広くて新しい第三理科室(学園が大きい為に設備や
各授業部屋は沢山あるのだ)であり、ここ第一はほとんど使用されていない、
古くて小さめの教室である。僕も初めて入る。

がらがらがら。
室内には既にクラスメイトが何人か席についており、教壇を見つめていた。
(やば、もう授業始まってたのか?)
だが、教壇にいたのは教師ではなく…

「さーてさて!この2つの液体を混ぜ合わせるとー、どーなるんでしょうかぁ…?
 はいっ、そこの勇美くん!」
「へっ!?え、ええっと……爆発するであります!」
「ぶっぶっぶうー!爆発なんてするわけないでしょ……ん?はれ?」
……ぼっかーーん!!
そんな形容しか出来ない程にギャグ漫画的な爆発が起こる。
教壇にいた生徒はぼわんぼわんと煙に包まれていた。
「ぬわああーッ!ほれ見てみい真綾!いわんこっちゃないわ」

「わー何やってるのみんなー!楽しそう!」
「あ、ララさんにお兄ちゃん!2人も一緒なの?うれしいっ」
席に着いていた一人の少女が僕らに声をかける。

穂室(ほむろ)なのは。
僕のクラスで恐らく、一番からだの小さな女の子。
背は低くミニマムな体型、顔も童顔、くりっとした目。
脇には小さなぬいぐるみなんかも抱えているし、とても高校生とは思えない。

「え!なのはちゃんって雄斗の妹ちゃんだったのー?」
「いやいや、名字も違うだろ…」
しかしなのはは確かに僕をお兄ちゃんと呼んだ。何故だ?
彼女とは今年初めて同じクラスになったし、交流は一切なかった。

「なのはにとって隆起さんは、理想のお兄ちゃん像そのものなの!
 ね、お兄ちゃんって呼んでもいいでしょ?お兄ちゃんっ」
「あ、ああ。まあいいけど」
なのははいきなり僕の腕を抱き、嬉しそうに上目遣いで見つめてくる。
(間近で見ると本当にちっこくて、思わずだっこしたくなってしまう可愛さだ。
 ある意味で、蜜柑よりも妹らしいかもな)

「なのは、なに男なんかにひっついてんねん!すね毛がぼーぼー生えてまうで?」
その隣りにいたのは味方洋(あじかたよう)である。
関西弁の明るい女の子で、ミディアムヘアーをまるでネズミーマウスのように丸く纏めている。
男はみんな汚らわしいものとでも考えているのか、僕をふんっと一瞥してみせた。
(な、なんだよ、僕は何もしてないじゃんか)
男子の少ない学園だと、しばしばこんな事が起きてしまうのだ。

「ほらーみんな席に着けー。授業はじめるぞー」
教師がやってきた。
先程ふざけていた女生徒・水端真綾(みずはしまあや)は、
砕け散った試験管などを片付けてそそくさと席に戻ってきた。
「ふぅー!あぶないあぶない!」
「真綾ちゃん、ススでお顔がまっくろけっけだよ?」
「んん?だーいじょぶだいじょぶっ。人種差別はんたーい!」

彼女は我がクラスのいわゆるトラブルメーカーだ。
そっちこっちで手品だかなんだかをおっ始め、よく失敗してぼっかーんだ。
空気が読めず(読む気がなく)マイペース。
けれどその親しみやすく憎めないキャラで、みんなに愛されていた。

「あれ?科学の先生じゃないのー?」
天真爛漫なララは、相手が教師であろうと悪びれずにタメグチで尋ねた。
「どうも担当の先生は体調を崩して休みだったみたいなのだ。
 心配するな。唯子が科学の全てを、しっかり教えてやるぞ」

彼女の名は寺門唯子(てらかどゆいこ)、新任教師である。
どこからどう見たって教師には見えず、初等部の生徒とよく間違えられるらしい。
あるいはなのはよりも幼い容姿をしており、黒めがちな愛らしい大きな瞳が印象的だ。
胸元には大きな赤いリボン、ミニスカートに青ライン入りのサイハイニーソックス。
スーツというかセーラー服みたいな、二次元チックなデザインのファッションだ。

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