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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 114

「さ…紗季様、お持ちいたしました」
「どうもありがとう、うさみ」
彼女の名は政宗(まさむな)うさみ。入って日の浅い新人メイドらしい。
手に持ったおぼんの上には、何やらミックスジュースのようなものが乗っている。
色は薄青い乳酸飲料というか……とにかく、嫌な予感しかしない。

「さあゆう君!ぐいっと!」
「ちょ?!何の説明もないのっ?」
紗季先輩はじめ凛と綾、晴美ら三つ子も固唾を飲んで僕を見つめる。
(なんなんだその期待に満ちた目は……)
色は怪しいが、香りは甘くフルーティー。
そういえば庭に果樹園なんかもあったし、案外ただお客へもてなすジュースってだけかも。
先程の激しい運動の後で喉も乾いていた。
多少の不安を残しつつ僕はグラスを手に持ち、ぐっと飲んでみた。

「お…?美味しい!」
フルーツのミックスジュースだ。かつて味わった事のない強い甘み、冴えた酸味。
「まあ!そうでしょうそうでしょう!」
「それは紗季様と私と綾で完成させた、門外不出のオリジナルブレンドだ」
「果樹園からのもぎ立てを、愛情込めて絞ったんですよー」
紗季達も、可愛らしいところがあったものだ。
僕の為に自らこうして、何かをこしらえてくれるなんて。

「何が入ってるんだ?なんか全然飲んだ事のない味だけど」
胸を張った紗季が答える。
「それもそのはず!我が庭園には世界中の果実、とくに珍しいものが沢山ありますの」
「……あれ?なんだか体が急に軽く、力がみなぎってくる感じ…?」
「ふっふっふ、さすがご主人様。早速効果が出てきたみたいね」

どうしたんだろう。体がクーッと熱くなり、くらくらし始めた。
悪い気分ではない。むしろ晴れ晴れと元気が全身を駆け抜けてゆき、
空だって飛べそうな程ハイな心地である。
(お酒ってこんな感じなのかな?いや、恐らくこれはそれ以上か?)

「さて、うさみ。よろしいわね?」
「は、はい……紗季様…」
政宗うさみは震える手で、自らの衣服に手をかけた。
「……なーるほど。お姉様、いよいよ彼にアレを与えたのね…?」
奏は何か覚えが合ったのか、不敵な笑みを浮かべる。
そしてうさみに近づき、服脱ぎを手伝い始めた。
「スバル様ぁ、み、見ないでください…」
「す、すまない政宗…!」
スバルは顔をみるみる赤らめ、一体何が起こったのかと唖然としている。

「そうだわ。この機会ですし…スバルもいかがかしら?
 ここでならもう隠さなくてもいいでしょう?あなたの、全てを晒しても…?」
「そうよそうよ!スバルちゃん可愛いんだし!」
「か、かわいい…?!…綾さん!ぼ、僕は男だぞ…って、アァン!ちょ、っとぉ!」
紗季と綾によって、スバルのシャツのボタンが外されてゆく。
そこに現れたのは、白いサラシ。
解くと、なんとも可愛らしく膨らんだ胸。
「スバル様その胸って!?…へ?……ええええッ!?」
うさみはスバルが男の子だと思っていたようだ。
もしかすると、天ヶ院家の憧れ執事として、恋心すら抱いていたのかもしれない。
(この執事…やはり僕の読み通り、女の子だったようだな)
留められたポニーテールも取れ、美しいロングヘアーが柔軟になびいた。
「…ぁんっ!りゅぅ、き…!見るなー!」
たちまち全裸にさせられるスバル。
(うっ、スバルの奴、髪を下ろすと益々女っぽくて…確かに可愛いな…)


2人の美少女の可憐な柔肌を見つめ、僕はいつにも増して激しく興奮していた。
こんな欲情は初めてだ。恥も外聞もなく、僕は彼女らから目を離せない。

「紗季先輩、ひょっとしてあのジュースに何か……」
「おっほんっ。いかにも!あの中には南米の奥地で密かに伝わる、
 最強の催淫フルーツが混ざっておりますわ!」
「それだけでは無い。いくつもの精力作用豊富な果実を、
 完璧なバランスで配合してある。どうだ、素晴らしいだろう」
「す…素晴らしいなんてもんじゃない……グ、うおおおオオーーッ!!」
僕は完全に我を忘れ、隣りのベッドに飛び移った。
まるで野獣のように、紗季・凛・綾・雲乃の衣服をひっぺがしてしまった。

「わわ!ぼっちゃまぁぁん!」
「オイ何をッ、いきなり何をする!…ひゃん!…オイやめ…!」
「私達じゃなくてうさみちゃん達に……ぁんん!ご主人様ん!」
「ゆう君…!ああんっゆうクゥゥン…!!」
こんなに伸びやかな感情はない。
そしていつにも増して女の子の表情・仕草・言葉のひとつひとつ、
その全てが、僕を性的に誘惑してならない。

「ほら、うさみにスバルも。彼におねだりしてきなさい?」
「へ…!ちょとっ、奏お嬢様ぁ!」

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