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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 103

(そういえば静は、霊感が強いとかって言ってたな…)
僕らはいよいよ震え上がり、為す術もなく顔を見合わせていた。

「そ、そうだ!せっかくだし何かやろう!な!」
沈んでゆく空気に耐えきれず、僕はなんとか場を明るくするべく立ち上がった。
「何かって…何をよ」
薫は冷たく僕を睨む。
その瞳の中には憤怒以上に、意外にも恐怖があるように見えた。
「そうですよね雄斗さん!え、えーと、しりとりとかぁ、かくれんぼとか!」
「この教室だけでどう隠れるんですかー静さぁんっ」
りりはバカっぽく涙を浮かべ、静の肩をぽんぽん叩く。

「そうですねえ。こうしてぽぉーっとしてても楽しくないですし」
育代は先程の気絶から早くも復帰し(彼女はホラーや痛いのやらが苦手でよく気絶する)
なんだかもう、逆にこの状況を楽しもうとノッてきたみたいだ。
「そ、それならコイバナなんてどう…かな?
 その幽霊も、きぃーってなって逃げ出すかな、なんて」
意表をついて、のんが妙案をくりだした。
「あー!それは名案ですよのんたん!」
「じゃーまずはー、雄斗さんからどうぞ!」
恋のノロケ話でも飛び出したら余計にその幽霊を刺激して逆効果なのでは…?
…てか、僕から?!

「こ、恋の話ねぇ、えーっと僕は特に話す事は…」
「あれれ?雄斗さんは恋人がいるんじゃありませんでしたっけー?」
(おまっ!静のやろう何言ってやがる…!)
「へ?!そーだったんですか!確かにモテそうですぅ」
りりが目を輝かせて僕にぐいっと近寄ってきた。
「誰でしょうかあ?ララちゃん達と仲良しみたいだし…あ、お静やんが彼女?」
育代がりりとは反対側から僕にすり寄る。
「いや、彼女ってゆうアレとかでないというか、なんてーか、ははは」
「……せ・ふ・れ…?」
のんが僕の正面から、四つん這いで迫り来る。
可憐な外見に似合わず、随分つっこんだことを聞いてきやがる…これはどうしたものか。

と、いうか。
僕は頭を混乱させながらも、視線はある箇所に釘付けとなっていた。
(こいつら、こんなにたわわな胸を持っていたのかっ)

周囲を取り囲む3人の胸部。
それはまるまると実り過ぎ、制服をぱつんぱつんに盛り上げていた。
一度気付いてしまえばもう目をそらせない程に大きい。
服越しでもこんなにきれいな爆乳なんて、エロゲでしか見たことないぞ。
よく見れば薫も、明日香も、かなりのおっぱいである。
静だって全然小さくない方だというに、その胸元はもはや頼り無さげに映ってしまう。
(思えば春菜ちゃんや奈々達なんて、実は貴重なキャラなんだな。しみじみ)

がたがたがた…!
「きゃ!なに?」
風が吹き、教室の窓を揺らす。
外を見ればいつしか不気味な雨雲が現れ、ざわざわと木々の梢がなびいていた。
「ただの風だよ、委員長」
薫は咄嗟に、僕の背中にその身を寄せた。

机はみんな後方に移動してあり、僕は教室中央にあぐらをかいて座っている。
りり達も今の風の音に驚き、より一層僕の方へカラダを密着させた。
結果、左右の両腕にはおっぱい、足元にはおっぱい、背中にはおっぱい。
4人の巨乳クラスメイトが、計8つのまるい柔肉を僕の体へ押し付けている事になる。
みんなはその不穏な外の様子をやや怯えた様子で見つめていたが、
僕はというととにかくおっぱい、僕の各所に押しつぶされて卑猥に形を変えた胸元。
そしてそのどこまでも沈み込みそうな柔らかい感触に、つい意識を集中させていた。

静がひとり、僕の股間部を見てにやにやと笑んでいた。
(こんな状況だというのに、どうしてこう息子は単純なんだ…)
張り上がったテントをどうにか自分の両手で隠す僕。

「じゃ、じゃあ私……コイバナ、告白しちゃおうかな」
明日香が、何やら意を決したトーンでつぶやいた。

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